セリーヌ・フリッシュ~J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻(2枚組)
バロックの作曲家たちが生きた時代の楽器と奏法を見つめ直し、21世紀初頭からAlphaレーベルでの鮮烈なバッハ解釈で世界を瞠目させてきたカフェ・ツィマーマン。その共同主宰者セリーヌ・フリッシュは、圧倒的なみずみずしさと丁寧な解釈が注目された『ゴールトベルク変奏曲』の音源(現行盤ALPHA303)以来、稀代のバッハ解釈者として注目を集め続けてきました。
『平均律クラヴィーア曲集』はそんな彼女が満を持して近年重点的に取り組んできたレパートリー。好評を博した第1巻(ALPHA221/日本語解説付再発売NYCX-20005)に続く第2巻が登場します。
バッハ自身が生きた時代のモデルによるチェンバロで、構えず自然な佇まいのまま1音1音いつくしむように多声の綾を織り上げてゆく解釈のみごとさは、末永く聴き深めるに足る味わい。
Alphaレーベル発足初期から数多くの名録音を生み出してきた敏腕技師アリーヌ・ブロンディオも、その泰然自若の解釈が映える自然な響きを大切にした仕事をしています。生のままのバッハに迫れるAlphaならではの充実の新録音です。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
J.S.バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集 第2巻
[DISC 1]
前奏曲とフーガ BWV870-881
[DISC 2]
前奏曲とフーガ BWV882-893
【演奏】
セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ)
使用楽器:クリスティアン・ファーター1738年製作モデル(ニュルンベルク・ドイツ民族博物館所蔵)に基づくミラノのアンドレア・レステッリ1998年製作の再現楽器
【録音】
2018年6月22日-7月2日
ALYSスタジオ、マンテイエール(南仏プロヴァンス地方レ・オートザルプ県)
[日本語解説付]
解説日本語訳・補筆:白沢達生
平均律クラヴィーア曲集第1巻の国内仕様盤も登場!(2枚組)
【曲目】
J.S.バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集 第1巻
[DISC 1]
前奏曲とフーガ BWV846-857
[DISC 2]
前奏曲とフーガ BWV858-869
【演奏】
セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ)
使用楽器:ジルバーマンのモデルに基づくアントニー・サイディとフレデリク・バル1995年製作の再現楽器
【録音】
2014年10月19-25日
サン=レミ教会、フラン=ワレ(ベルギー中部ナミュール州)
[日本語解説付]
解説日本語訳・補筆:白沢達生
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年03月05日 00:00