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Pink Floyd(ピンク・フロイド)の創始者Syd Barrett(シド・バレット)の名盤がソニーから初のBSCD2化

Syd Barrett

初期ピンク・フロイドのブレインチャイルドにして孤高の天才=クレイジー・ダイアモンド。その迸る才能と煌めくセンス、カリスマ性でシーンを牽引しながら、ストレスやドラッグによって精神のバランスを崩し、わずか5年の活動でステージを降りてしまったが、逝去後のいまもなお多大なる影響を与え続けている不世出のアーティスト=シド・バレットの作品が紙ジャケットBlu-spec CD2化復刻。解説・歌詞・対訳付。

ピンク・フロイド離脱後に発表したソロ・デビュー・アルバム。マネージャーのピーター・ジェナー、ハーヴェスト・レコーズのマルコム・ジョーンズとの共同プロデュースによって制作が始まった本作は、ヒュー・ホッパー、ロバート・ワイアット、マイク・ラトリッジらソフト・マシーンのメンバーやハンブル・パイのジェリー・シャーリー、元ジョーカーズ・ワイルドのウィリー・ウィルソンらが参加し、さらにはピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアとロジャー・ウォーターズが合流して完成させた。儚くも煌びやかなサイケデリックな世界のなかに狂気と静寂が見え隠れする、まさに“幽玄の美”を追求した作品。シングル・カットされた「タコに捧ぐ詩」は全英チャート11位とヒット。アルバムも40位にランク・インした。印象的なジャケットのデザインはヒプノシスのストーム・トーガソンとオーブリー・パウエルによるもの。ミック・ロックが撮影を手がけている。

 

デビュー作からわずか10か月後に世に送り出されながら、結果的に最後のオリジナル・アルバムとなったソロ第2弾。ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアとリチャード・ライトがプロデュースを務め、そのふたりとともに前作にも参加したジェリー・シャーリーとウィリー・ウィルソン、チューブ奏者のヴィック・セイウェルらがバックの演奏を担当。アビイ・ロード・スタジオを使ってレコーディングされた。ライトによるキーボードの音色が全体の緊張感を和らげており、牧歌的でソフティケイトされた面も垣間見せながら、あたかも彼の心の深淵を覗くかのごとき妖しさを孕んだブリティッシュ・アシッド・フォークの逸品。リリース前に出演したBBCのラジオ番組でも披露された「ベイビー・レモネード」「ジゴロおばさん」「興奮した象」などを収録。アートワークは今回もヒプノシスのチームが手がけつつ、表ジャケットには本人が描いた昆虫の絵が使われている。

 

未発表曲や2枚のソロ・アルバムからのオルタネイト・テイクなど1968~70年までにレコーディングされていたレア音源を纏めたコンピレーション。彼がシーンから忽然とその姿を消した72年から16年の月日が流れた88年に突如としてリリースされた。タイトル・トラックになった「オペル」を始め「ドリー・ロッカー」「ワード・ソング」「スワン・リー」「バーディー・ホップ」「レッツ・スプリット」「ランキー(パート1)」「銀河」がここで初出。また「タコに捧ぐ詩」の原曲としてソフト・マシーンのメンバーらと録音した「クラウンズ&ジャグラーズ」や同じく「暗黒の世界」のアーリー・テイクである「僕がいなくてさみしくないの」といった貴重なトラックやデモ音源を収録。数曲を除いて、自身のアコースティック・ギター1本による弾き語りではあるが、それ故に生々しい空気感と彼のピュアな魂が伝わってくる、あまりにも特別なドキュメント作品。

 

ソロ音源のみならず彼が在籍していた当時のピンク・フロイドの楽曲もフィーチャーされるなど、その短いながらも濃密なキャリアを俯瞰することができる作品。盟友デヴィッド・ギルモアがエグゼクティヴ・プロデューサーとして辣腕を振るい、自身が主有するアストリア・スタジオで全曲、最新のデジタル・リマスタリングが施されている。なかでもピンク・フロイドの「マチルダ・マザー」やギルモアが新たにベース・パートを追加した「ヒア・アイ・ゴー」「タコに捧ぐ詩」「寂しい女」「ドミノ」はリミックス・ヴァージョンとなっており、楽曲に新たな息吹を吹き込んだ。艶やかに輝くサイケデリックな色彩感覚と浮遊感溢れるサウンドが同居する唯一無二の世界観は、彼にしか生み出せない摩訶不思議な魅力を放っている。ソロ作はもちろんピンク・フロイドの一連のデザインを手がけるなど深いつながりのある元ヒプノシスのストーム・トーガソンがアートワークを担当。初紙ジャケ化!!

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