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ロレンツォ・ギルランダ&ヴォックス・オーケストラ~パーセル、ロック:管弦楽作品集

ロレンツォ・ギルランダ

生き生きと躍動するパーセルとロック。新たなピリオド・オーケストラの素晴らしい船出。

クリストフ・プレガルディエンのバリトン歌手としての「バッハ&テレマン:カンタータ集」で見事な共演ぶりを示していたロレンツォ・ギルランダと彼のヴォックス・オーケストラとのソロ・アルバムです。

スイスの指揮者ロレンツォ・ギルランダは、ベルンとワイマールの音楽院でトロンボーンを学び、バーゼル・スコラ・カントールムで古楽の研究を行っていました。2008年ハレのヘンデル・フェスティヴァルで、ヘンデルのオペラ「アルチーナ」で指揮者デビューして注目を浴び、ヘンデルの未完のオペラ「ジェンセリコ」の再構成と復活上演や、ワイマール国立劇場でのヘンデルの「アルチーナ」の新演出などで、バロック音楽の指揮者としての高い評価を確立。2015年にはチューリンゲン・バッハ・フェスティバルのために若手ピリオド楽器オーケストラ「ヴォックス・オーケストラ(Vox Orchester)」を設立。 2016年12月、ヘルムート・リリングの代役で「メサイア」を指揮して以来リリングのアシスタントに抜擢され、様々なオーケストラを指揮しています。
特に歴史的演奏の豊富な知識をもったヴォックス・オーケストラとの演奏では、様々な実験的な演奏も行っており、高い評価を得ています。

ロレンツォ・ギルランダとヴォックス・オーケストラによるDHMへの初のアルバムは、クリストフ・プレガルディンのバリトンとしてのもの「バッハ、テレマン:カンタータ集」(1907583412-2)でしたが、このアルバムではダウランドとヘンデル期の間に活躍した、ヘンリー・パーセルとマシュー・ロック作曲の劇付随音楽から管弦楽組曲形式にしたもの。
シェイクスピアらの作品の劇的な物語、風刺的な内容は、音楽の巧みさによって作品は悲劇的なものであることを、ギルランダは重視しておりオーケストラも自発性によって、彼の考えを見事に答えた演奏となっています。
(ソニーミュージック)

『パーセル、ロック:管弦楽作品集』
【曲目】
1. ヘンリー・パーセル:『アーサー王』より管弦楽組曲
2. マシュー・ロック:『テンペスト』より管弦楽組曲
3. ヘンリー・パーセル:『ダイオクリージャン』より管弦楽組曲
4. ヘンリー・パーセル:『妖精の女王』より管弦楽組曲
【演奏】
ロレンツォ・ギルランダ(指揮)
ヴォックス・オーケストラ
【録音】
2018年9月3-5日、スイス、ルガーノ、スイス・イタリア語放送スタジオ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年03月26日 00:00