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カジヒデキ、通算18枚目となるニュー・アルバム『GOTH ROMANCE』6月5日発売

カジヒデキ

カジヒデキが通算18枚目のフル・アルバムをリリース!
カジヒデキの思春期/青春期の相反する二つの世界「ゴスとネオアコ」を表現した作品。

プロデューサーには昨年リリースしたミニ・アルバム『オリーブ』に引き続き、盟友である堀江博久を迎えて制作。

ムッシュかまやつをリスペクトし、野宮真貴とデュエット、おとぎ話が演奏した"さんでーべいべー"。ネオアコをイメージし、カジがベース弾き、小山田圭吾がアコーステック・ギターを弾いた"そばかすミルク"。NEIL AND IRAIZA、そして次世代のガールズ・トリオバンド、The Wisely Brothersが演奏、栗原類がゴスをテーマに、ポエトリー・リーディングした"秘密の夜会"。カジ本人がアルバム制作中、のんをテーマに詞曲を書き、レコーディングでは、その場で彼女とデュエットまで実現した"ノンノン・ソング"等を収録。

かせきさいだぁが作詞をした1曲以外、アルバムの作詞作曲をすべて本人が手掛けている。


参加ミュージシャン(50音順)

新井俊也(冗談伯爵)、おとぎ話(有馬和樹、牛尾健太、風間洋隆、前越啓輔)、小山田圭吾(コーネリアス)、かせきさいだぁ、勝原大策、栗原類、佐藤寛(KONCOS)、白根賢一、塚本功、永井聖一、中川理沙(ザ・なつやすみバンド)、野宮真貴、のん、古川太一(KONCOS)、堀江博久(NEIL AND IRAIZA)松田岳二(NEIL AND IRAIZA)、NAPPI 、NARI(SCAFULL KING)、The Wisely Brothers(真館晴子、和久利泉、渡辺朱音)

収録内容

01. フランス映画にしようよ / FRENCH CINEMA !
02. 水飛沫とファンファーレ / SPRAY AND FANFARE
03. さんでーべいべー / SUNDAY BABY
04. 秘密の夜会 / SECRET GOTHIC PARTY
05. そばかすミルク / FRECKLES MILK
06. 5時から7時までのマキ / 5 TO 7 SHIBUYA-KEI
07. ノンノン・ソング / NON NON SONG
08. 夏の終わりのセシルカット / CECIL CUT (OF THE SUMMER END)
09. 青春のブライトサイド / YOUR BRIGHT SIDE OF THE YOUTH
10. 想ひでサマーぶりーず / THE OLD RADIO CASSETTE
11. ユーモアが行方不明 / HUMOR IS MISSING
12. チョコレートの音楽 / OUR CHOCOLATE MUSIC


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カジヒデキ コメント

昨今の世界的な90’Sリバイバルの影響もあるかもしれませんが、個人的に「思春期」「青春」そして「大人になること」をテーマにしたアルバムを制作しようと思った時、自分の思春期、青春期を振り返ると、80年代後半から90年代前半の時期にあたるので、その頃に影響を受けた音楽をサウンドの核に持ってきたところ、偶然か必然か90’Sリバイバルに重なったという感じです。

80年代。まだ10代だった僕はゴス少年でした。
ゴスはゴシック(GOTHIC)であり、当時はポジティブ・パンク(=ポジパン)と呼ぶ方が普通でした。

簡単に説明すると、80年代初頭にUKで巻き起こったポスト・パンクの流れで、世紀末の退廃的なファッションと思想、ダークな音楽性を基本にしつつ、ファッショナブルでアーティスティックな様式美の世界。10代後半の僕はまさに、その退廃美と耽美的な世界にどっぷりと浸かった、暗黒な青春時代を送りました。

そして80年代終わり〜90年代にかけては、プレ渋谷系→渋谷系の時代。
正に僕はその時代を通して、そのシーンの渦中にいました。

音楽的には80年代初期〜中期にUKで続々と登場したネオ・アコースティック(この言葉自体は日本で生まれたもの)に端を発し、ギターポップ、インディーポップ、60年代のフレンチポップ、小粋でお洒落な映画のサントラやジャズ、A&Mなどアメリカン・ポップスやソフトロックなど時代もジャンルも飛び越え、そこに同時代に巻き起こったマンチェスター・ムーブメント、インディーダンス、グランドビート、ハウスやアシッドジャズなどの最先端なムーブメントが物凄い勢いとスピードで加わり、それらを全てが同列に聴き、楽しむ事が当たり前になった時代。

今では当たり前の事ですが、当時の熱量の凄さは尋常ではなかったんです。

このアルバムは、僕自身が90年前後に最も刺激を受けたサウンドをベースに、過去と今が美しく結びつく接点のような作品作りを心掛けています。 「ゴスロマンス」というタイトルは、僕の思春期/青春期の相反する二つの世界「ゴスとネオアコ」を表現しています。

ネオアコの方がなぜロマンスかと言うと、ネオアコは青春の苛立ちを歌いつつも、サウンドは至ってロマンチックなもので、ネオアコの代表アーティストと言えるフリッパーズ・ギターは2ndアルバム「CAMERA TALK」のサブタイトルとして「Anarchic Romanticism of Youth」と言い放ったところを由縁にしています。

アルバム全体のサウンドも歌詞も、至って後者の「ロマンス」がほとんどで、目に見えて「ゴス」を扱ったのは「秘密の夜会」の歌詞の部分だけです。
ただ、僕のスピリット=僕の生き様としてゴスは切っても切り離せないものなので、タイトルに一翼に持って来たのです。

それは「自分のスタイルを貫く、曲げない」という意味でも、今年FUJI ROCK出演で来日するザ・キュアーのロバート・スミスと同列に語って頂きたい生き様だと思っています。

プロデューサーは昨年リリースしたミニ・アルバム「秋のオリーブ」に続き、25年来の友人であり盟友である堀江博久氏。
お互いのことを知り尽くしているからこそ生まれる信頼とハーモニーによって、僕の作品でも最高傑作が生まれようとしています。

(カジヒデキ)

タグ : J-インディーズ

掲載: 2019年04月10日 20:00

更新: 2019年05月08日 20:00