2025年大阪・関西万博開催決定で再び注目を集める“太陽の塔”の魅力と謎に迫る『太陽の塔』Blu-ray&DVD、6月28日発売
© 2018 映画『太陽の塔』製作委員会
土偶の怪獣? 宇宙人の建造物? 誕生から約半世紀――いま明かされる“太陽の塔”の謎。
1970年、「人類の進歩と調和」をテーマに大阪千里丘陵で開かれた日本万国博覧会。6,400万人以上もの観客を動員し、「月の石」の展示や様々なパビリオンなどが注目を集めた一大イベント・大阪万博のなかでも、ひときわ異彩を放っていたのが、芸術家・岡本太郎が制作した“太陽の塔”だった。高さ70m、腕の長さ25mというスケールに加え、まるで「土偶の怪獣」のようなデザインは、大阪万博のアイコンとして人々の記憶に刻まれている。
しかし、作者である岡本太郎は何のために、この巨像を創ったのだろうか。80年代、自身が出演したCMで放った「芸術は爆発だ!」というひと言で、一躍世間の注目を浴びた岡本太郎。これによって「凡人の理解を越えた変わり者」というイメージがひとり歩きすることとなったが、画家・写真家・彫刻家・建築家・思想家としての顔を持ち、その実像は“芸術家”という言葉の枠には到底収まりきらないスケールの大きな人物だった。
本作では岡本太郎に影響を受けた人々をはじめ、総勢29名へのインタビューを敢行。芸術論としてだけではなく、社会学・考古学・民俗学・哲学の結晶としての“岡本太郎”が語られ、“太陽の塔”に込められたメッセージが解き明かされていく。
監督は、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」をはじめとする多数のMVやCMを手がけ、カンヌライオンズ(カンヌ国際広告祭)でヤング・ディレクターズ・アワードにてグランプリを受賞するなど、日本を代表する若手映像クリエイターとして活躍するかたわら、昨秋、初の長編映画監督作『生きてるだけで、愛。』を公開して話題となった関根光才。あえてナレーションを使わず、時にはフィクションの映像も用いながら、“太陽の塔”に新たな命を吹き込んだ。
・「岡本太郎(1911~1996)」について
1911年、漫画家の岡本一平と、歌人・小説家の岡本かの子の長男として生まれる。29年、東京美術学校に入学。父母の渡欧に同行し、翌年からパリに住む。数々の芸術運動に参加しつつ、パリ大学で哲学・社会学・民俗学を専攻、ジョルジュ・バタイユらと親交を深める。40年、帰国。兵役に就き、復員後に創作活動を再開、現代芸術の旗手として次々と話題作を発表した。70年には大阪万博テーマプロデューサーに就任。こうした一方で、旺盛な文筆活動も続けた。96年没。
・「大阪万博」について
正式名称は、日本万国博覧会。大阪府吹田市の千里丘陵にて、1970年3月から9月までの約半年間開催。アジア初の国際博覧会として、「人類の進歩と調和」をテーマに77ヵ国が参加、約6,421万人を動員。2010年の上海万博まで、万博史上最多の動員数を誇った。会場施設の設計を統括する基幹施設プロデューサーを丹下健三が、テーマ展示の制作を担うテーマプロデューサーを岡本太郎が務めた。
【インタビュー出演】
赤坂憲雄
安藤礼二
糸井重里
植田昌吾
大杉浩司
奥山直司
嵩英雄
唐澤太輔
小林達雄
コンチョク・ギャムツォ師
佐藤玲子
椹木野衣
シェーラプ・オーセル師
ジャスティン・ジェスティー
菅原小春
春原史寛
関野吉晴
舘鼻則孝
千葉一彦
Chim↑Pom
土屋敏男
中沢新一
長野泰彦
並河進
奈良利男
西谷修
平野暁臣
マユンキキ
【キャスト】
織田梨沙『生きてるだけで、愛。』
【スタッフ】
監督:関根光才『生きてるだけで、愛。』
撮影:上野千蔵『KAMUY』
照明:西田まさちお『アズミ・ハルコは行方不明』
録音:清水天務仁『youth』
編集:本田吉孝『R100』
本編集:木村仁
音楽:JEMAPUR『KAMUY』
※オンラインでは特典の配布を終了いたしました
特典あり:先着で『太陽の塔』オリジナルポストカード3枚セットをプレゼント!
※特典満了次第終了とさせていただきます。
オンライン限定特典あり:先着で関根監督サイン入りクリアファイルをプレゼント!
※特典満了次第終了とさせていただきます。
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カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年05月21日 11:55