近田春夫によるアンビエント・プロジェクト、ゲートボール唯一のアルバム『スマートなゲートボール』がタワレコ限定再発!
近田春夫が、元ハルヲフォンの高木英一、元ピンナップスの(リタこと)野元貴子らと結成したアンビエント・プロジェクト、GATE BALL(ゲートボール)が1983年にカセット・テープとシングル・レコードのみで発売したスタンダード・カヴァー・アルバムをタワーレコード限定 / 2019年リマスタリングにてCD発売。
ニッポン放送『オールナイトニッポン』パーソナリティとして、また、雑誌『POPEYE』(マガジンハウス)『THE 歌謡曲』連載における独自視点による音楽評論や、近田春夫がプロデュースした『VA /リメンバー・グループ・サウンズ』(1976年録音/2008年発表)や『電撃的東京』(1978)などにも見られた「批評家としての客観的な視点とロックアーティストとしてのスタンス」を同時に持ちながら、「使わずに寝かせていた楽器をメンバー各自が持ちよって、音を出すだけで楽しかった初心者の頃の気持ちで」というスローガンの下、往年の映画音楽やイージー・リスニング名曲をカヴァーする最も保守的なフォーマットで表現するという現代アート的なコンセプトもシュール。ヤン富田のウォーター・メロン・グループなどより数年早かった先見性も見事。
彼らがカヴァーしたのは、パーシー・フェイス、デヴィッド・ボウイ、ザ・ハプニングス、ビリー・ヴォーン、ポール・モーリア、ザ・キンクス、トニー・ハッチ、坂本九、クラフトワーク、パット・ブーン、フランク・シナトラなどの名演や映画『避暑地の出来事』『昼下がりの情事』などと共にヒットした往年の名曲の数々。
オリジナル発売:1983年8月25日
<GATE BALL(ゲートボール)>
近田春夫 Roland Jupiter-8, IRIA’s Amp
髙木英一 Wood-Bass
野元貴子 Glockenspiel
<CD収録曲>
01. 魅惑のワルツ FASCINATION
(F. D. Marchetti / Dick Manning)
02. スターマン STARMAN
(David Bowie)
03. シー・ユー・イン・セプテンバー SEE YOU IN SEPTEMBER
(Sid Wayne / Sherman Edwards)
04. 真珠貝の歌 PEARLY SHELLS
(Webley Edwards / Leon Pober)
05. 夏の日の恋 THEME FROM A SUMMER PLACE
(Max Steiner / Mack Discant)
06. ユー・リアリー・ガット・ミー YOU REALLY GOT ME
(Ray Davies)
07. 星を求めて LOOK FOR A STAR
(T.Hatch)
08. 上を向いて歩こう SUKIYAKI
(作詞:永六輔 作曲:中村八大)
09. モデル THE MODEL
(Ralf Hutter / Karl Bartos / Emil Schult)
10. 浪路はるかに SAIL ALONG SILV'RY MOON
(Harry Tobias / Percy Wenrich)
11. 砂に書いたラブレター LOVE LETTERS IN THE SAND
(J. Fred Coots / Charles Kenny / Nick Kenny)
12. 夜のストレンジャー STRANGERS IN THE NIGHT
(Bert Kaempfert / Charles Singleton / Eddie Snyder)