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ブラジル音楽、レア・グルーヴ・ファンにお薦めコンピ『Jambu: E Os Miticos Sons Da Amazonia(ジャンブー~アマゾンの神話的サウンド~)』

アマゾン川河口に息づく強烈なダンス・ビートの数々を、アフロ・レア・グルーヴの人気レーベル〈Analog Africa〉がコンパイル!

アフリカ音楽がもっとも輝いていた70年代のレアーな音源を、豪華なブックレットを付けて紹介するドイツの人気レーベル“Analog Africa”。基本アフリカ音楽が専門ですが、その一方でアフリカ以外の地域の音楽(ただしアフリカからの影響を多大に受けているものが中心)の紹介も定期的に行っている同レーベルが、2019年1発目に制作したコンピレーションが本作。今回はブラジル北東部パラー州ベレーンに息づく強烈なダンス・ビートの数々を紹介してくれます。

ベレーンは世界最大の河川アマゾン川の河口に位置するパラー州最大の都市。その地には奴隷たちの故郷であるアフリカはもちろん、ヨーロッパ、そして先住民たちの文化がブレンドされた独自のカルチャーがあり、それはその地で親しまれているダンス音楽にもその特性が感じられます。またかつてダホメイと呼ばれた西アフリカ・ベニンの地からパラーに伝わり育まれていったウンバンダやカンドンブレといった土着宗教は、その地の伝統音楽にも深く関係し、ルンドゥンやバングー、そしてカリンボーといったダンス音楽を生み出したとされます。さらにコロンビアを始めとするカリブ海沿岸の国のラジオ局から電波に乗ってきたクンビアやメレンゲといったラテン音楽や、市井の人々から支持されたサウンド・システムの文化も、その地の音楽文化の独自性に大きく貢献しました。

本作ではそんなパラーのダンス音楽がもっとも大きく興隆をみせた70年代に残された音源を中心とした編集盤。ここには“カリンボーの王様”ピンドゥーカをはじめ、有名ナイトクラブのハウス・バンドだったオス・ムイラキタンス、そしてパラーのダンス音楽を進化させた男として以前にAnalog Africaから単独作もリリースされたこともあるメストル・クピジョーなど、有名無名の様々なアーティストたちを紹介。さらにノリの良いダンス・サウンドに低音重視の最新マスタリングを施し、よりエモーショナルに蘇りました。もちろん通常どおり44ページ・ブックレットには収録アーティストたちの詳細な解説が本人たちへのインタヴューを交えて掲載。貴重な写真も加えて当時のベレーンのダンス・シーンの熱気を事細かに伝えてくれます。

ブラジル音楽ファンはもとより、アフロ・テイストなレア・グルーヴに興味のある全ての音楽ファンにお勧めしたい作品です。

 

【収録曲】
1. Rosvaldo Já Chegou? (Introdução)
2. Vamos Farrear - Pinduca
3. A Misturada - Os Muiraquitãns
4. Praia Do Algodoal - Os Quentes de Terra Alta
5. Pai Xangô - Pinduca
6. Meu Barquinho - Janjão
7. O Galo Canta, O Macaco Assovia - Messias Holanda
8. Lambada Da Baleia - Vieira e Seu Conjunto
9. Mambo Assanhado - Verequete e O Conjunto Uirapurú
10.Carimbó Para Yemanjá - O Conjunto De Orlando Pereira
11.Coco Da Bahia - Pinduca
12.Carimbó Da Pimienta - Messias Holanda
13.Da Garrafa uma Pinga - Verequete e O ConjuntoUirapurú
14.Marudá - O Conjunto De Orlando Pereira
15.Xangô - Magalhães e Sua Guitarra
16.Melô Do Bode - Vieira e Seu Conjunto
17. Voa Andorinha - Grupo da Pesada
18.Lundun Da Yaya - Grupo da Pesada19.Despedida - Mestre Cupijó e Seu Ritmo

タグ : 【World】復刻&発掘 リイシュー 世界の音楽 ブラジル

掲載: 2019年05月29日 17:46