デュオ・ドラード~『ロンドンのボヘミア人 ~ ゴットフリート・フィンガー:ヴァイオリン・ソナタ集』
ジェームズ2世の宮廷で活躍したボヘミアの音楽家、フィンガーの知られざるヴァイオリン・ソナタ集。
デュオ・ドラードは、バロック・ヴァイオリニストのヘイゼル・ブルックス、ハープシコード奏者のデイヴィッド・ポロックによって1999年に結成されたアンサンブル。ダニエル・パーセル(ヘンリーの弟)〔CHAN 0795〕やウィリアム・クロフト〔CRD3529〕など、知られざるイギリス・バロックのヴァイオリン・レパートリーを開拓してきました。
ゴットフリート・フィンガー(1655-1730)は、オロモウツ(現在のチェコ)に生まれ、ロンドンではジェームズ2世の宮廷楽団で活動したヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト&作曲家。
ヘイゼル・ブルックスが、大英図書館の資料を基に多大な時間を費やして調査・研究を行いレコーディングが実現したフィンガーのヴァイオリン・ソナタ集。祖国ボヘミアの音楽から、パーセル、コレッリ、ビーバーなど様々な影響を受けたスタイルで、独自の魅力を作り出しています。
これまで、アマチュア市場向けに出版されたリコーダー作品によって、些細で平凡な作曲家として見なされていたゴットフリート・フィンガーの非凡な才能を再発見する機会となることでしょう。
(東京エムプラス)
『ロンドンのボヘミア人 ~ ゴットフリート・フィンガー:ヴァイオリン・ソナタ集』
【曲目】
ゴットフリート・フィンガー:ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ ホ長調 RI 132[GB-Lbl Add. 31466 No.53]*
ソナタ イ長調 RI 119 [GB-Lbl Add. 31466 No.7]†
ソナタ ニ長調 RI 129 [GB-Lbl Add. 31466 No.9]*
ソナタ 変ロ長調 RI 125 [GB-Lbl Add. 31466 No.45]*
ソナタ 変ロ長調 RI 124 [GB-Lbl Add. 31466 No.46]†
ソナタ ヘ長調 RI 136 [GB-Lbl Add. 31466 No.47]†
ソナタ イ長調 RI 120 [GB-Lbl Add. 31466 No.23]*
ソナタ ロ短調 RI 122a [GB-Lbl Add. 31466 No.14]*
ソナタ イ長調 RI 118 [GB Lbl Add. 31466 No.6]†
ソナタ ヘ長調 RI 137 [GB-Lbl Add. 31466 No.54]†
ソナタ ニ長調 RI 113 [GB-Lbl Add. 31466 No.15]*
ソナタ ホ長調 RI 134[GB-Lbl Add. 31466 No.51]*
ソナタ ホ長調 RI 135 [GB-Lbl Add. 31466 No.52]†
【演奏】
デュオ・ドラード
〔ヘイゼル・ブルックス(ヴァイオリン)、デイヴィッド・ポロック(ハープシコード*、オルガン†)〕
【録音】
2016年8月16日-19日、セント・マーティン教会(イースト・ウッドヘイ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年06月27日 00:00