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人気スムース・ジャズ・サックス奏者Steve Cole(スティーヴ・コール)3年ぶりのアルバム『Gratitude』

Steve Cole(スティーヴ・コール)アルバム『Gratitude』

ブライアン・カルバートソンのプロデュースによる1998年のデビュー・アルバム『Stay Awhile』以来、スムース・ジャズ・サックス奏者として人気を誇るスティーヴ・コール。ポップかつ、メロウなセンスと、R&B、ファンクのフィーリングとグルーヴを打ち出したサウンドは、どの作品も一貫としたもの。キャッチーなメロディは、ラジオでも人気抜群で、コンスタントに作品をリリースしてきました。しかし、本作品は、3年ぶりの作品。健康上の不安をへて、ある意味の活動再起作品となります。

アルバムには、スティーヴ・コールを取り巻くいつもの仲間が結集。2000年にリリースしたセカンド・アルバムからの大切なパートナー、デイヴィッド・マンはもちろん、現代屈指のサウンド・クリエイター、リッキー・ピーターソンをはじめ、“ファミリー”ともいえるスティーヴ・コールを囲むアーティストが勢ぞろいしています。そして、サウンドも不動のファンキー・グルーヴ・メロウ・サウンド!があふれます。

しかし、本作は、いつもに増してのエモーショナルなサウンドが印象的な作品!スティーヴ・コール自身、“素晴らしい仲間たちとの演奏によって、改めて、オプティミスティックで感謝の気持ちを音楽に込めることができた”“自分が受け取った癒しのエネルギーとポジティヴな感情を、この作品を通して、より多くの人に伝えていきたい”と語っていますが、病による困難と不安を経たからこその、湧き上がるオーガニックな感情は特別なものとして音楽ににじみ出ています。

パワフルなホーンズと、サックス・ソロが聴けるオープニングは、“新しい一日を、生きて、楽しむことができることを祝う気持ち”を込めたというポジティヴなエネルギーと強力なグルーヴ感がみなぎる演奏。一方、タイトル・トラックは、デイヴィッド・マンの温かい気持ちがこもった泣きのスロウ・バラード。それらを核に、ラムゼイ・ルイス、ジョージ・ベンソンといった往年のソウル/ コンテンポラリー・アーティストの影響も全面的に打ち出しながらの全10曲は、スティーヴ・コールの確実なマイルストーンといえます。

一時はプログラミングによるメカニカルな傾向の作品もありましたが、近年は生音に回帰していたスティーヴ・コール。さらに、深い感情がにじんだ注目作です。

 

【収録曲】
1. Good News Day (3:43)
2. Neo Sol (4:56)
3. Gratitude (5:28)
4. Soho (4:18)
5. Starting Over (3:37)
6. Love Ballad (4:37)
7. Five6oh83 (4:03)
8. Can’t Get Enough (3:42)
9. Let’s Go! (3:43)
10. Toronto (5:17)

【メンバー】
Steve Cole(ts-all tracks, keys-1, 4, 7, 9), David Mann(ts-1-4, 6, 7, 9, 10, as-10, fl-1-3, 6, keys-1-6, 8-10, programming-all tracks), Bernd Schoenhart(g-all tracks), Khari Parker(ds-all tracks), Lamar Jones(b-1-8, 10), Trevor Neumann(tp-1-4, 6, 7, 9, 10), Ricky Peterson(hammond B3-1, 3, 4, 6, 7, 9, 10), Dan Levine(tb-1, 3, 4, 9), John James(vo-1, 6), Marcus Anderson(fl, keys, programming-8)
Producer: David Mann

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掲載: 2019年07月04日 10:26