Sugar Ray(シュガー・レイ)、約10年振りとなる新作『LITTLE YACHTY』
圧倒的パワーと陽気なカリスマで、ミクスチャー・ロック・シーンからサマー・ミュージック・シーンまでをリードしてきた、お気楽、極楽な常夏番長、カリフォルニアはオレンジ・カウンティ出身のシュガー・レイ。ここ最近はフロントマンのマーク・マッグラスが司会やタレントとしてアメリカのTVで活躍していることが話題となっていたが、その彼らが約10年振りとなる新作スタジオ・アルバムをリリースする。
アルバムからのリード・シングルとなるのは「Make It Easy」。「Fly」を彷彿させるギター・リフからスタートするこの曲は、まさにシュガー・レイの十八番である極楽・お気楽・常夏・ナンバー。今年のサマー・アンセムになること間違い無しの曲である。
2009年の『MUSIC FOR COUGARS』以来、約10年振りとなる新作『LITTLE YACHTY』。そのきっかけとなったのは、昨年2018年、マーク・マッグラスが出演していた人気TV番組「Celebrity Big Brother」だったという。その番組でマークの紹介VTRを制作することとなり、番組プロデューサーから彼がスタジオで仕事をしているところを撮りたいとの依頼があったという。そこで彼はシュガー・レイのギタリストであるロドニー・シェパードと、ドラマーのディーン・バターワース、そしてプロデューサーのマイケル・ロイドとスタジオに入りジャムを始めたという。そのジャムが盛り上がり、新曲「Higher Tree」が生まれたという。「『Big Brother』の為に収録しているってことを忘れてしまってたぐらいだったよ」そのレコーディングの模様について、マークはBillboard.comにそう語っている。そして「Celebrity Big Brother」の収録が終わってから僅か数日後、マークはロドニー・シェパードにレコード契約の話が来ていることを告げた。そして彼らは、引き続きプロデューサーのマイケル・ロイドとスタジオに入り、アルバムの制作に取り掛かったのだ。
モンキーズからフランク・シナトラまでを手掛けたベテラン・プロデューサー、マイケル・ロイドとともに完成させた本作『LITTLE YACHTY』。Billboard.comに語ったところによると、彼らは「現代の”ヨット・ロック”アルバム」を作りたかったのだという。タイトルがLITTLE YACHTYなのも、決して無縁ではないだろう。「俺たちはファンが聴きたいようなアルバムを作ることにしたのさ。頭から終わりまで、楽しいアルバムだったよ」そうマークが語るように本作には、ゴキゲンな夏にぴったりのお気楽・極楽サウンドが詰まっているのだ!常夏番長のシーズンはまだ始まったばかり!
タグ : PUNK/EMO
掲載: 2019年07月10日 15:05