Stray Cats(ストレイ・キャッツ)、79年~84年までの活動をまとめたアンソロジー音源
バンド結成から40周年を迎える2019年、26年振りとなる最新作『40』をリリースし、世界中のロック・ファンを熱狂させた、ロカビリーのレジェンド、ストレイ・キャッツ。79年にNY州マサペクアで結成、その後イギリスにわたり81年にアルバム『STRAY CATS(邦題: 涙のラナウェイ・ボーイ)』でデビュー、50年代のロカビリー・サウンドと80年代のパンク・ミュージックを融合させたそのサウンドは“ネオ・ロカビリー”と呼ばれ、その後も数々のヒット曲を発表しながらシーンを牽引していった、真のレジェンド・ロッカーだ。
そんな彼らから、40周年を記念する新たな作品が届けられた! それが、1979年の結成時から最初の活動停止タイミングとなる1984年までの活動期の音源をコンパイルしたこの『RUNAWAY BOYS』だ。この時期に彼らが発表した3枚のスタジオ・アルバムとレア・トラックスをそれぞれアナログ盤に収録した4枚組アナログ盤ボックス、この時期のヒット曲やレア・カットなど全36曲を収録した2枚組CD、そして25曲の人気楽曲ばかりを2枚のアナログに収録した2枚組LPという3形態でのリリースとなる。
ブライアン・セッツァー(Vo/G)、リー・ロッカー(B)、スリム・ジム・ファントム(D)による3ピース・バンドであり、ネオ・ロカビリーの雄としてシーンを牽引し、ブームの火付け役として一世を風靡するレジェンド級ロッカー、ストレイ・キャッツ。ニューヨークで結成し、当時ロカビリー・リヴァイヴァル・ムーヴメントが巻き起こっていたロンドンに移り、自らのサウンド・スタイルを形成していった。
1981年のデビュー作『STRAY CATS』からは、「Rock This Town(邦題: ロック・タウンは恋の街)」や「Stray Cat Strut(邦題: 気取りやキャット)」、「Runaway Boys(邦題: 涙のラナウェイ・ボーイ)」といったヒット曲が生まれ、全英チャート6位を記録。同年にセカンド・アルバム『GONNA BALL』を発表、イギリスで先行していた人気が全米にも飛び火し、この2枚からのベスト選曲となったUSデビュー作『BUILD FOR SPEED』(1982年)は見事全米2位を獲得、ヨーロッパ大陸から北米大陸をもその手中に収めていった。1983年にサード・アルバム『RANT N’ RAVE WITH THE STRAY CATS』を発表した翌年1984年にバンドは活動停止。その後活動再開と停止を繰り返していたが、つい先日結成40周年を記念した最新作『40』を発表、世界中のロック・ファンを熱狂させている。
タグ : PUNK/EMO
掲載: 2019年07月26日 18:43