映画「蜜蜂と遠雷」 ~ 藤田真央 plays 風間塵
(C) 武藤章
映画「蜜蜂と遠雷」 2019年10月4日(金) 全国東宝系ロードショー
156回直木賞&2017年本屋大賞をダブル受賞した恩田陸『蜜蜂と遠雷』がついに実写映画化!映像化不可能と言われたこの作品で鈴鹿央士演じる”謎めいた少年”風間塵のピアノ演奏を担当するのは、2019年チャイコフスキー国際ピアノ・コンクールで第2位入賞に輝いた藤田真央。まさに『蜜蜂と遠雷』の世界とシンクロするかのようにモスクワでの日々を過ごした藤田の両手から、軽やかな「サティ:ジュ・トゥ・ヴ」、色彩豊かな「ドビュッシー:版画」、初の協奏曲の録音となる「バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 第2、3楽章」と楽曲の響きの美しさを際立たせた演奏が生み出されます。
藤倉大の書き下ろし「春と修羅」の残虐で、凶暴性を帯びたカデンツァも聴き所です。
(ナクソス・ジャパン)
<藤田真央 プロフィール Mao Fujita>
今年(2019年)6月、チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞。聴衆から熱狂的に支持され、ネット配信を通じ世界中に注目された。最後のガラ公演では、ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団と共演。喝采を浴びた。
2017年には弱冠18歳で、第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝。併せて「青年批評家賞」「聴衆賞」「現代曲賞」の特別賞を受賞。
2016年には、故中村紘子氏が最後に審査員を務めた浜松国際ピアノアカデミーコンクールで第1位に輝くなど、国内外での受賞を重ねている。
1998年東京都生まれ。3歳からピアノを始める。
2018/2019シーズンは、「横浜市招待国際ピアノ演奏会」、Bunkamura 30周年記念企画「クラシック・ロシア by Pianos」、「トッパンホール ニューイヤーコンサート」などのガラ公演に出演した他、完売になったヤマハホールのリサイタルは「聴く喜びを生む 新星の美しい音色」と評された。2018年10月には、スイス、並びにパリのルイ・ヴィトン財団主催New Generationシリーズに招かれ演奏。2019年には、カーチュン・ウォン指揮/読売日本交響楽団とラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、秋山和慶指揮/東京交響楽団とジョリヴェ:ピアノ協奏曲「赤道コンチェルト」、 飯守泰次郎指揮/東京シティ・フィルとベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 を共演し、高い評価を得た。
今後は、小林研一郎指揮/日本フィルハーモニー交響楽団とチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番を共演予定。ゲルギエフに招かれヨーロッパでの共演、リサイタルも予定されている。
CDはナクソス・ジャパンから3枚リリース。
現在、特別特待奨学生として東京音楽大学3年 ピアノ演奏家コース・エクセレンスに在学し研鑽を積んでいる。
【収録曲】
1.モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332 第1楽章
2.サティ:ジュ・トゥ・ヴ
3.ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
ドビュッシー:版画
4.第1番 パゴタ
5.第2番 グラナダ
6.第3番 雨の庭
7.メンデルスゾーン:無言歌集 第5巻 Op.62 - 第6曲 イ長調「春の歌」
8.藤倉大:「春と修羅」(風間塵ヴァージョン)
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 BB127
9.第2楽章
10.第3楽章
【演奏】
藤田真央(ピアノ)
円光寺雅彦(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団…9、10
【録音】
2018年8月17日、30日 横浜市栄区民文化センターリリス…1-8
2018年8月13日 東京オペラシティコンサートホール…9,10
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年08月01日 12:00