エマニュエル・パユ新録音!『ドリームタイム』~ペンデレツキ、ライネッケ、モーツァルト、ブゾーニ、武満徹:フルートと管弦楽のための作品集
創造性豊かなロマンティックさを表現したパユの哲学!
パユの最新作は、ペンデレツキ、ライネッケ、モーツァルト、ブゾーニ、武満徹らの魅力的なフルート作品によるプログラム。パユの精緻な演奏は、元来の枯れた美しさとは異なった透明でリリカルな美感を現わしており、精緻極まりない造形や抽象美まで暗示するクールな美感をも呼び寄せています。
エマニュエル・パユは、次のように述べています。「このアルバムでは、作品の様式やや年代順の統一を図るのではなく、夢の力と非現実の力、そして作曲家の個人的なロマンティックなビジョンの強さを見事に表現したいと考えました。しばしば彼らの作曲と創造性は現実を超越し、霊感または夢のような表現を形にすることでした。私が過去40年間に渡る広大なフルートのレパートリーを探求してきたことで、フルートの精神的な側面を理解することができました。その刺激的なパワーと、はかない音の表現が可能となり、フルートは様々な時代の音楽を通して、もちろんソロ楽器として、そして室内楽においても、もちろんオーケストラの中でも彼らに特別な楽器でした。私が選んだ作品の中で、人間の内的世界などは、夢を通して繊細に表現されており、さらに私たちの想像力が絡み合って解明するという次元に立たされます。そこには呪文や祈りによって占められ、願望は空想によって喚起されます。特にペンデレツキのテクスチャーと音色の表現、武満徹の世界の創造を包含する哲学的概念が組み込まれています」
2017年よりミュンヘン放送管弦楽団の首席指揮者を務めるイヴァン・レプシッチは、パユが「管楽器奏者の呼吸法を完璧に理解している」と絶賛している指揮者で、この演奏でもパユの細部へのこだわりと長いフレーズなど万全なるサポートでささえています。
(ワーナーミュージック)
[UHQCD仕様]
『ドリームタイム』
【曲目】
1-7) クシシュトフ・ペンデレツキ:フルートと室内オーケストラのための協奏曲
8-10) カール・ライネッケ:フルート協奏曲ニ長調Op.283
11) ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:アンダンテ ハ長調K.315
12) フェルッチョ・ブゾーニ:ディヴェルティメント Op.52
13) カール・ライネッケ:フルートとオーケストラのためのバラードOp.288
14) 武満徹:ウォーター・ドリーミング
【演奏】
エマニュエル・パユ(フルート)
イヴァン・レプシッチ(指揮)ミュンヘン放送管弦楽団
【録音】
2019年3月5-9日、ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ
<エマニュエル・パユ 2019年来日スケジュール>
[NHK交響楽団との共演]
9月25日(水) 19:00【サントリーホール】
9月26日(木) 19:00【サントリーホール】
[デュオ・リサイタル with エリック・ル・サージュ]
9月27日(金) 19:00【王子ホール】
9月28日(土) 14:00【浦安音楽ホール】
9月29日(日) 14:30【秦野市文化会館】
9月30日(月) 19:00【アクトシティ浜松】
12月1日(日) 14:00【高崎芸術劇場】
[大阪フィルハーモニー交響楽団との共演]
10月6日(日) 15:00【京都コンサートホール】
[デュオ・リサイタル with 吉野直子]
11月23日(土) 17:00【フィリアホール
[トリオ with ル・サージュ & ケラス]
11月30日(土) 17:00【王子ホール】
[ソロ・リサイタル]
11月29日(金) 18:45【三井住友海上しらかわホール】
12月2日(月) 19:00【東京オペラシティ コンサートホール】
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年08月23日 12:00