ドゥ・ビク主演、アイム指揮、ベロリーニ演出で絶賛されたヘンデル:歌劇“ロデリンダ”ライヴ映像!
Rodelinda, Händel – "Vivi Tiranno"
Le Concert d’Astrée - Emmanuelle Haïm公式YouTubeページより
ヘンデルの最も感情的にも複雑なオペラの1つ『ロデリンダ』の絶賛されたオペラ・ライヴ映像
コルネイユの悲劇『ロンバルド王』をもとにしたアントニオ・サルヴィの台本を、さらにニコラ・フランチェスコ・ハイムがヘンデルのために翻案したも「英雄オペラ」。主人公ロデリンダの夫に対する忠節な愛情を核としたドラマ。あらすじは、死んだ夫に貞節を誓い、一人息子を守るロデリンダに、結婚を迫るグリモアルド(夫を死に追いやった張本人)や、その腹黒い部下ガリバルドからの試練が襲い、死んだと思われていたロデリンダの夫ベルタリードは実は死んでなく、ロデリンダの目の前に現れる…など波乱万丈。またグリモアルドの婚約者もストーリーに絡んだ、非常に複雑な展開の物語。1725年1月20日に完成し、2月13日にヘイマーケット国王劇場で初演。1725年のシーズン中に13回上演され、同年12月にも8回再演。1731年にも8回、また1734年にはハンブルクで上演された大成功した歌劇です。ヘンデルがイギリスへ渡り「ジュリアス・シーザー」などの充実した作品を生み出していた時期のもので、音楽的にも内容的にも濃く、主人公から脇役に至るまで、それぞれに充実したアリアによって歌われています。
この舞台では、急激に評価の高まっているトリニダード・トバゴ出身のソプラノ歌手、ジャニーヌ・ドゥ・ビクが、感情豊かにロデリンダ役を務めています。華やかでスタイリッシュかつ気品のある歌唱を持って高く評価されているカウンターテナーのティム・ミード。リリックなテノール歌唱でのベンジャミン・ヒューレット。威厳のあるバスのアンドレア・マストローニ。柔らかく暖かいコントラルトのエイブリー・アムロウ。そして今や人気高まるカウンターテナーのヤクブ・ユゼフ・オルリンスキも登場!と、素晴らしい歌手たちが起用されています。
決して現代的で奇抜ではなく非常にシンプルな舞台作りによるジャン・ベロリーニの演出も、こうした歌唱を邪魔することなく、「作品の美しさ、衣装、照明、装飾の美しさ、歌唱に敬意を払った演出」と高い評価を得たものです。もちろんエマニュエル・アイムの指揮も、「音楽との親密なつながりの証拠を示しており、情熱、そして心を痛めるような表現力のすべてを発揮する方法で統率」と絶賛されています。
(ワーナーミュージック)
【歌唱】イタリア語
【音声】PCM2.0 & DTS5.1
【映像】NTSC(リージョン0)
【字幕】イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語
【歌唱】イタリア語
【音声】PCM2.0 & DTS5.1
【映像】NTSC(リージョン0)
【字幕】イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語
【収録曲】
ヘンデル:歌劇『ロデリンダ』HWV.19(全曲)
【演奏】
ジャニーヌ・ドゥ・ビク(ソプラノ:ロデリンダ)
ティム・ミード(カウンターテナー:ベルタリード)
ベンジャミン・ヒューレット(テノール:グリモアルド)
エイブリー・アムロウ(コントラルト:エドゥイジェ)
ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ(カウンターテナー:ウヌルフォ)
アンドレア・マストローニ(バス:ガリバルド)
ル・コンセール・ダストレー(ピリオド楽器オーケストラ)
ル・コンセール・ダストレー合唱団
エマニュエル・アイム(指揮)
【演出】ジャン・ベロリーニ
【収録】2018年10月11日、リール歌劇場でのライヴ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年08月23日 12:00