フランスのチェロ奏者エマニュエル・ベルトランによるバッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
あふれ出る音楽への喜びと感謝
ベルトランがふくよかに歌いあげるバッハ
フランスのチェロ奏者、エマニュエル・ベルトラン。彼女にとって、バッハの無伴奏組曲を録音するのは長年の夢でしたが、このたび素晴らしい楽器と出会い、夢が実現しました。ベルトランのあふれ出る音楽への喜びと感謝をすべて受け止めながらより豊かに響くカルロ・トノーニの音色は深く豊か。ガット弦、そしてバロック弓を用いて、西洋音楽史上燦然と輝くバッハの無伴奏を高らかに歌い上げます。
(キングインターナショナル)
【曲目】
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
[CD1]
第1番 ト長調 BWV 1007
第2番 ニ短調 BWV 1008
第3番 ハ長調 BWB 1009
[CD2]
第4番 変ホ長調 BWV 1010
第5番 ハ短調 BWV 1011
第6番 ニ長調 BWV 1012
【演奏】
エマニュエル・ベルトラン(チェロ/カルロ・トノーニ、ヴェネツィア、18世紀前半。バロック弓使用)
【録音】
2018年2,3月、ノートル=ダム・ド・ボン・スクール教会
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)
1973年フランス、ロワーヌ地方フェルミニ出身。ジャン・ドプラス(1944-2015)、フィリップ・ミュレル(1946-)の両氏に師事。20世紀後半から現代にかけてのフランスを代表する作曲家アンリ・デュティユーからも薫陶を受ける。1996年、東京の日本室内楽コンクールで優勝、2001年にはヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジーク・クラシックのソリスト部門で1位を獲得し注目を集める。2002年にはフランス・クラシック音楽賞及びフランス・芸術文化勲章を授与された。2005年にはピアニストのパスカル・アモワイヤルと俳優・監督であるジャン・ピアトと共に”Block 15“ を立ち上げて公演を行っている。録音は、ハルモニアムンディよりアルカンとリストのチェロ作品集(HMA-1951758)、20世紀のチェロ・ソロ作品集(HMG-508466)、ショスタコーヴィチ:チェロ作品集(HMC-902142)、ショパン・チェロ作品集(HMC-902199)、デュティユーとドビュッシーのチェロ作品集(HMC-902209) 、サン=サーンス:世界初録音となるチェロ・ソナタ第3番遺作を含むチェロ作品集(HMM 902210/ KKC.5769)等をリリース。いずれも高い評価を得ている。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年10月04日 00:00