デセイのニュー・アルバムは、20世紀フランスが生んだ才人ヌガロへのトリビュート『クロード・ヌガロに捧ぐ』
ボーダーレスの活躍を見せる名花ナタリー・デセイのニュー・アルバムは、20世紀フランスが生んだ才人クロード・ヌガロへのトリビュート。
クロード・ヌガロは、偉大なシャンソン歌手であると同時に才能あふれる詩人・作曲家。
父親はパリ・オペラ座のバリトン歌手、イタリア人の母親はピアノの教師。評論家ユーグ・パナシェがラジオ・トゥールーズで担当していたジャズの番組で、ベッシー・スミス、グレン・ミラー、ルイ・アームストロングなどを知ると同時にヴァンサン・スコット、シャルル・トレネ、エディット・ピアフなどのシャンソンにも触れたのでした。1951年にパリに出て詩人のジャック・オーディベルティと出会い。モンマルトルのキャバレ、ラパン・アジルで自作の詩を朗読する生活を送るようになりました。
1958年に「ひとつの街があった」を含むファースト・アルバムを発表。1962年、ジャック・ダタン作曲「少女」、ジャズのエッセンスを取り入れたミシェル・ルグラン作曲「ドン・ファン」「シネマ」「ジャズとジャヴァ」などを収録したアルバムが大ヒットし話題となりました。さらに本格的にジャズに傾倒し、デイヴ・ブルーベックの曲を取り上げたり、ジャズのスタンダードをフランス語でカバーしたりするなど、独自のスタイルを築いて人気を獲得しました。常にジャズに魅力を感じながらも1960年代にはアフリカ、ブラジル音楽にも強い関心を示し、1970年代にはフランス・シャンソンの新しいアレンジなどを行うなど、常にレパートリーの新しい革新的な解釈を提供してきました。1996年にはモーリス・ヴァンデールと来日しパルコ劇場で公演。2002年のツアーを最後に歌手としての活動を休止しましたが、ステージやアルバムで朗読として参加し、2004年3月4日に病で亡くなっています。
このアルバムでは、クロード・ヌガロ生誕90年を記念して、世界の歌姫ナタリー・デセイが、世界的プロデューサー、アレンジャー、ピアニストであり、長年クロード・ヌガロのステージとスタジオのコラボレーターでもあったイヴァン・カッサールと協力し、クロード・ヌガロのレパートリーを新しい革新的な解釈で歌い上げています。
このアルバムは美しいアレンジによる上品で非常に巧みに作られており、完璧なボーカル・パフォーマンスと壮大なオーケストラ・ジャズアルバムになっています。このアルバムのために、クロード・ヌガロのオリジナル・メンバーだったローラン・ヴェルネレイ(ダブルベース)とアンドレ・チェッカレリ(ドラムス)も参加しています。
(ソニー・ミュージック)
『クロード・ヌガロに捧ぐ』
【曲目】
1. ミシェル・ルグラン:『ル・シネマ』
2. ジャック・ダタン:『マリリンの歌』
3. ニール・ヘフティ:『僕の上で踊れ』
4. ミシェル・ルグラン:『Tiens-toi bien a mon Coeur』
5. モーリス・ヴァンデール:『Le coq et la pendule』
6. ミシェル・ルグラン:『セルジュとナタリー』
7. クロード・ヌガロ:『勝手にしやがれ』
8. クロード・ヌガロ:『黒い生活』
9. ユベール・ジロー:『私を見て』
10. クロード・ヌガロ:『草上の昼食』
11. クロード・ヌガロ:『La pluie fait des claquettes』
12. トゥーツ"・シールマンス:『Tendre』
13. ミシェル・ルグラン:『サ・メゾン』
14. クロード・ヌガロ:『トゥールーズ』
【演奏】
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
イヴァン・カッサール(アレンジ&ピアノ)
ローラン・ヴェルネレイ(ダブルベース)
アンドレ・チェッカレリ(ドラムス)
ピエール・フランソワ・デュフォー(チェロ)
Raphael Chassin(ドラムス)
Nicolas Montazaud(パーカッション)
Claude Egea(トランペット)
Sylvain Gontard(トランペット)
Denis Leloup(トロンボーン)
Pierre Bertrand(サクソフォン)
Stephane Guillaume(サクソフォン&クラリネット)
Sylvain Gontard(ビューグル)
Odile Abrell(ハープ)
フェリクス・スタジオ・ストリングス・オーケストラ
[2枚組LP 完全生産限定]
『クロード・ヌガロに捧ぐ』
【曲目】
[LP1]
A1. ミシェル・ルグラン:『ル・シネマ』
A2. ジャック・ダタン:『マリリンの歌』
A3. ニール・ヘフティ:『僕の上で踊れ』
A4. ミシェル・ルグラン:『Tiens-toi bien à mon Coeur』
B1. モーリス・ヴァンデール:『Le coq et la pendule』
B2. ミシェル・ルグラン:『セルジュとナタリー』
B2. クロード・ヌガロ:『勝手にしやがれ』
[LP2]
A1. クロード・ヌガロ:『黒い生活』
A2. ユベール・ジロー:『私を見て』
A3. クロード・ヌガロ:『草上の昼食』
A4. クロード・ヌガロ:『La pluie fait des claquettes』
B1. トゥーツ"・シールマンス:『Tendre』
B2. ミシェル・ルグラン:『サ・メゾン』
B3. クロード・ヌガロ:『トゥールーズ』
【演奏】
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
イヴァン・カッサール(アレンジ&ピアノ)
ローラン・ヴェルネレイ(ダブルベース)
アンドレ・チェッカレリ(ドラムス)
ピエール・フランソワ・デュフォー(チェロ)
Raphael Chassin(ドラムス)
Nicolas Montazaud(パーカッション)
Claude Egea(トランペット)
Sylvain Gontard(トランペット)
Denis Leloup(トロンボーン)
Pierre Bertrand(サクソフォン)
Stephane Guillaume(サクソフォン&クラリネット)
Sylvain Gontard(ビューグル)
Odile Abrell(ハープ)
フェリクス・スタジオ・ストリングス・オーケストラ