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世界初録音!アレクサンドル・タローが3人の作曲家に委嘱したオーケストラとピアノのための作品集『コンテンポラリー・コンチェルト』

タロー

世界初録音のアレクサンドル・タロー委嘱作品集

バロック期の作品を端正に演奏するかと思えば、偉大なる歌手バルバラへのオマージュを滔々と演奏、その時々に全く異なる表情を見せるアレクサンドル・タロー。今回のアルバムは、彼自身が“今を生きる”3人の作曲家に委嘱した「オーケストラとピアノのための」作品を収録した興味深い1枚です。

冒頭に置かれたアブラハムセンの「レフト・アローン」はタイトル通り、左手のための作品。とはいえ、タイトルの「Left」には様々な意味を込めたとアブラハムセンが語るように、さまざまな要素が組み込まれた色彩豊かな音楽になっています。

アメリカの詩人T.S.エリオットの詩からインスピレーションを受けたというペソンの作品は、ピアノが奏でる3つの音を中心として、ユニークな形に成長していく音楽。もちろんタローのユニークな演奏を念頭に置いて作曲されています。

ストラスノイの「クレショフ」は、ソヴィエト時代の映画製作者レフ・クレショフからインスピレーションを受けた作品で、「クレショフ効果=映像群がモンタージュ(編集)され、映像の前後が変化することによって生じる意味や解釈の変化」をそのまま音にしたという実験的な協奏曲は、聴き手に不思議な感動を与えます。
(ワーナーミュージック)

『コンテンポラリー・コンチェルト』
【収録曲】
1) ハンス・アブラハムセン(1952-):
「レフト・アローン」(左手と管弦楽のための)(2015)

2) ジェラール・ペソン(1958-):
「ピアノと管弦楽のための色あせた未来への歌」(2012)

3) オスカー・ストラスノイ(1970-):
「クレショフ」(ピアノと室内オーケストラのための)(2015-2017)

【演奏】
アレクサンドル・タロー(ピアノ)(1-3)

ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)(1)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団(1)
ティート・チェッケリーニ(指揮)(2)
フランクフルト放送交響楽団(2)
マチュー・ルシエ(指揮)(3)
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ(3)

【録音】
2016年12月9日、ロッテルダム、デ・ドーレン・ハレ(1)
2012年12月8日、パリ、シテ・ドゥ・ラ・ミュジック(2)
2017年6月2日、モントリオール美術館、サル・ブルジー(3)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年12月06日 12:00