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韓国発・ニューエイジ・リヴァイヴァルの寵児〈DAEHAN ELECTRONICS〉レーベル

新作から復刻音源までリリースする韓国の注目レーベルの作品をサブレーベル〈BRAINDANCE RECORDS〉も含め取り扱い開始。


Sunggun Jang / Disfiguring Echos

韓国在住のアーティスト=Suggun Jang、初にして傑作たるフルアルバムがDAEHAN ELECTRONICS より登場!現在の音響デザインの先端を行くサウンドがアジア圏から発せられるそのスリル!

ノイズやドゥームメタルに始まり、サウンドトラックプロジェクト用の複雑で詳細なサウンドデザインまで手掛けるなど、15 年以上に及ぶキャリアを誇るSuggun Jang。そんな彼の初作品にあたる『Disfiguring Echos』は、2019 年の冬、ソウル郊外にあるホームスタジオで夜な夜な制作されました。その制作環境をまるまる反映させたかのように、ここに聴こえ広がるのはスケール感と密室感の歪な共存の所作であり、その点で本作は一種不可思議な質感を手にしているとも言えるでしょう。過酷でありながら美しい環境を反映し、電子音やドローンと共にフィールドレコーディング素材も使用された豊かなアンビエンス、その只中にある凛とした静けさには、デムダイク・ステアやアンディ・ストットを思わせる一見前者と相反しそうなダークでインダストリアルな色彩も確かに含まれており、この地を這い蠢くようなサウンドは時に聴き手を戦慄とさせつつも恍惚をもたらしていきます。

一見距離の離れているようノイズとアンビエントの間に敷かれたスペース、それを歪ませ攪乱させていく音楽───「アンビバレンスで両義性の高い」、その抽象の具合こそが本作を指し示す言葉として適格でしょう。


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Puredigitalsilence / Confluence

韓国のアンビエント/ エクスペリメンタルバンド=Puredigitalsilence の幻の一枚 が復刻!

DAEHAN ELECTRONICS が発掘するまで日の目に当たることのなかった本作ですが、オリジナルリリースは1998 年。当時ひっそりとリリースされたこの作品はしかし、すぐさま市場から姿を消してしまいます。その後も一部の好事家の間でカルト的な人気を誇っていたもののオーバーカルチャーへなかなか顔を見せなかったこの作品には、90 年代後半の韓国に確かに存在したサイケカルチャーの一抹が確かに刻印されています。

ソウルは弘大。韓国が誇る随一の音楽都市であるこの街の大学地区で結成されたPuredigitalsilenceは、スワンズ、スペースメン3、マイ・ブラッディ・バレンタインのスタイルを出発点として参照しつつ、それらサイケ/ ノイズバンドの音響に徐々にドローンやアンビエント音楽の要素を取り込んでいき、より実験的なサウンドレイヤーとテクスチャを持つように。ミニマルに繰り返されていくフレーズ、繋ぎ目なく永遠に継続していくような音響。それらは時に強烈で、長く、綿密に繰り広げられる即興ジャムによって紡がれていきます。 アナログ機材によるエレクトロニクス、リバーブ、およびディレイにずっぽりと浸ったシンセライン。その複数の線の相関と交わり、平行による厚みのある音響こそこの音楽集団の最たる特徴ではないでしょうか。

しかしこの音楽の鮮明なこと、雄弁なこと。サイケをベースにノイズやアンビエントを飲み込んだこれが20年も前の音楽であることがそもそも疑わしく思えてしまいますが、10 年代も終わりに差し掛かった現在にこそアピールする力に満ち溢れているようにも聴こえます。「これは韓国において最も精神的、かつドラッギーな音楽だ」───というレーベルの声明の真実味を是非体験してください。ぶっ飛びます。


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Dennis Young / Visions

DAEHAN ELECTRONICSがまたやってくれました、New York の伝説的ポストパンクバンド=Liquid Liquid のブレインであるDennis Young の激レア作品がレコードにて復刻、さらに同時期に制作されていた発掘音源も加えたりと至れり尽くせりです!

Liquid Liquid 解散後に少数プレスのカセットをひっそりと発売していたDennis Young ですが、本作『Visions』は88 年に録音されていたニューエイジ・ダンスの傑作です。ニューエイジ市場の枯淡の影響により、当時実は発案されていたらしいレコードのリリースは計画そのものから白紙に、さらにはかなり限定だったカセットも姿を消してしまうことで完全に忘れ去れていく運命に…そんなこの作品をDennis Young とレーベルがめだたく発掘、マスターテープを復元・リマスターを施しました。その影響で、制作当時のアナログシンセサイザーの独特な暖かみのあるトーンが蘇りつつ、「現代のサウンド」としてアップデートされました。付属のライナーノーツでは、そんな作品の歴史とDennis Young 自身の歩みが詳細に記述されています。

その独特な質感を持つリズムの強さが本作の最たる特徴。Craig Leon など同時代の電子音楽家たちはもちろんのこと、トーキングヘッズのような第三世界へアクセスしたポストパンクバンド、そしてそこに見え隠れするブライアン・イーノやジョン・ハッセルらの姿をも投影したかのような音響世界です。アトモスフェリックなシンセの響きと、その足元にあるチープでシンプルなビートには時代性も感じつつ、昨今のニューエイジリヴァイヴァルど真ん中のサウンドとも言えるでしょう!


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I.M.J.U.S / Paganist Delusion

DAEHAN ELECTRONICSのサブレーベルで、よりテクノ/ ハウス寄りのアプローチをする音楽専科レーベル=Braindance Records。

本作は韓国・ソウル出身のトラックメイカー=I.M.J.U.Sの12 インチ。

かなり底の深い鳴り方をするディープテクノ的アプローチのサウンドが特徴の本作。リズム自体はミニマルなものですが、その上に乗っかる音響はどこか催眠的かつレフトフィールド寄りな実験的要素も感じさせる、かなり酩酊感の強いトラックです!これはDOPE だ!


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THAAD / Infrared Sat

現在のBraindance Records の最新作は、ソウルの地下シーンで活動するIRT2000とUnreg Alien による電子音楽デュオ=THAAD の12 インチ!

Aphex Twin とAFX 名義を使い分けながらアンビエントとテクノの二方向性の融合( と分離) を模索していた90s のリチャード・D・ジェイムス…というかPolygon Window がヴェイパーウェーブ独特の" 揺れ" の影響を受けつつ現代にリフレッシュしたみたいな本作。90s のWARP 名盤の数々を彷彿とさせるIDM サウンドとニューウェイブ感が混じりあった陶酔的なサウンドが特徴です!

タグ : クラブ/テクノ

掲載: 2020年01月14日 13:14