初演から200年記念!ペレス&ローマ歌劇場によるロッシーニの歌劇“チェネレントラ”!
[CMajorEntertainment 公式チャンネルより]
強烈な個性を持つイタリア人女性演出家エンマ・ダンテによるロッシーニの《チェネレントラ》。ガラスの靴もかぼちゃの馬車も登場しないイタリア式シンデレラ
2016年ローマ歌劇場で上演されたロッシーニのオペラ《チェネレントラ》の映像。このオペラが、1817年1月25日にローマのヴァッレ劇場で初演されてから200年を記念して上演されました。
ロッシーニは20年間で39のオペラを作曲していますが、37歳の若さでオペラ作曲家を引退。《チェネレントラ》は、その活動期のちょうど真ん中あたりに位置し、前年に作曲された《セビリアの理髪師》に次ぐオペラ・ブッファの傑作として知られています。チェネレントラとは、イタリア語で「シンデレラ」の意。原作は有名なペローの童話ですが、一般的に知られているような、ガラスの靴やかぼちゃの馬車が登場する魔法やおとぎ話の要素は削られ、より現実的な話となっています。
あらすじは、主人公チェネレントラ(=アンジェリーナ)は、義父ドン・マニーフィコ(継母ではなく)とその姉たち(クロリンダ、テイズベ)に、召使いのようにこき使われ、いじめられて暮らしています。ある日、お城のお妃選びのために舞踏会が開かれることに。王子(ドン・ラミーロ)と従者(ダンディーニ)は、お互いの服を取り替え、王子としての身分を隠して花嫁候補を探すことにします。そこで、心優しいアンジェリーナと出会い、彼女は王子に腕輪を渡し立ち去るが、王子はチェネレントラを探し出し2人は結ばれる。というストーリー。
演出は、演劇・映画界でも活躍するシチリア島パレルモ出身のエンマ・ダンテ。おとぎ話的な要素を少なくむしろ現実的に書かれたロッシーニの意図に完全に共鳴し、現代的な視点を取り入れたシュールでエキセントリックな舞台に仕上がっています。
主人公チェネレントラを演じるのは、1985年生まれのイタリアのメゾソプラノ、セレーナ・マルフィ。自ら運命を切り開くチェネレントラのように、力強く官能的な歌声で圧倒的な存在感を放ちます。
王子ドン・ラミーロ役は、甘美なテノールとして注目を集めているアルゼンチン出身のフアン・フランシスコ・ガテル。
歌手の歌唱力と演技力が試されるロッシーニのブッファならではの、優れた歌い手たちの聴きどころ満載です。
指揮は、アルゼンチン出身の若手アレホ・ペレス。2015年マスネ「ウェルテル」でザルツブルク音楽祭デビュー、翌2016年にも再登場しグノー「ファウスト」を振って話題となりました。個性ある出演者たちを圧倒的なパワーで推進していきます。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ロッシーニ:歌劇《チェネレントラ》
【演奏】
セレーナ・マルフィ(アンジェリーナ/メゾソプラノ)
フアン・フランシスコ・ガテル(ドン・ラミーロ/テノール)
アレッサンドロ・コルベッリ(ドン・マニーフィコ/バリトン)
ヴィート・プリアンテ(ダンディーニ/バリトン)
ダミアーナ・ミッツィ(クロリンダ/ソプラノ)
アンヌンツィアータ・ヴェストリ(テイズベ/メゾソプラノ)
ウーゴ・グァリアルド(アリドーロ/バス)
アレホ・ペレス(指揮)
ローマ歌劇場管弦楽団及び同合唱団
セルジオ・ラ・ステッラ(フォルテピアノ)
合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ
演出:エンマ・ダンテ
装置:カルミネ・マリンゴーラ
衣装:ヴァネッサ・サンニーノ
照明:クリスティアン・ズカーロ
振付:マヌエラ・ロ・シッコ
【収録》
2016年1月22日ローマ歌劇場
映像監督:フランチェスカ・ネスラー
[国内仕様盤は日本語帯・解説付]
画面:1080i,16:9
音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1
原語:イタリア語
字幕:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、韓国語、日本語
リージョン:All
162分
[国内仕様盤は日本語帯・解説付]
画面:NTSC,16:9
音声:PCM ステレオ、DTS5.1
原語:イタリア語
字幕:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、韓国語、日本語
リージョン:All
162分
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年01月22日 00:00