ルセ&レ・タラン・リリクがサンドリーヌ・ピオーを迎えてペルゴレージの“スターバト・マーテル”を約四半世紀ぶりに再録音!
[Alpha Classics 公式チャンネルより]
ルセの新録音がAlphaから!ピオーを迎え、ナポリ楽派の傑作としてのペルゴレージ
2019年秋の来日も全国で大好評だったクリストフ・ルセが、思いがけない新録音をAlphaからリリースします。
1995年、DECCA/OISEAU-LYREで録音してから四半世紀ぶりの時を経て、新たに録音されたペルゴレージ畢生の大作『スターバト・マーテル』を、同じナポリ楽派に連なる押しも押されもせぬ2人の巨匠作曲家たちの厳選名品と並べたプログラム。前回の録音はペルゴレージ尽くしでしたが、これで名盤あまたの傑作にさらなる新たな光が当たりそうです。
ペルゴレージの『スターバト・マーテル』は、ナポリ楽派の大家アレッサンドロ・スカルラッティの作例を手本に、それを上書するかたちで早世直前のペルゴレージが仕上げた作品。2人の独唱者と簡素な弦編成による抑制された美しさは、またたくまにナポリ外の各地でも高い評価にむすびつきました。ルセが今回独唱に迎えたうちの一人はサンドリーヌ・ピオー!
カップリングにはナポリ最大の人気作曲家ポルポラがオペラでの経験値を教会音楽に反映させた独唱モテットと、宗教曲は珍しいレーオの同種作。
「ナポリのペルゴレージ」の素顔に迫る企画、ナポリ楽派研究の先端をゆくディンコ・ファブリスが解説文を書いているのも見逃せません。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
1-12) ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ:スターバト・マーテル(立ち尽くす聖母)~ソプラノ、アルト、弦楽と通奏低音のための
13-18) ニコラ・ポルポラ:サルヴェ・レジーナ(ごきげんよう、皇后様)~ソプラノ独唱、弦楽と通奏低音のための
19-25) レオナルド・レーオ:ベアトゥス・ヴィル(主を畏れる者は幸いなり)~アルト独唱、弦楽と通奏低音のための
【演奏】
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
クリストファー・ロウリー(コントラルト=カウンターテナー)
クリストフ・ルセ(指揮)
レ・タラン・リリーク(古楽器使用)
[メンバー]
ヴァイオリン1…ジローヌ・ゴベール、ヨセフ・ジャーク、ジョゼファ・ジェガール、カリーヌ・クロクノワ、クリストフ・ロベール
ヴァイオリン2…シャルロット・グラッタール、小池ユキ、ジャン=マルク・アダド、ベランジェール・マイヤール、ロルダン・ベルナベ=カリオン
ヴィオラ…ステーファノ・マルコッキ、デルフィーヌ・グランベール
チェロ…エマニュエル・ジャック*、ジェローム・ユイユ、マルジョレーヌ・カンボン コントラバス…ゴーティエ・ブロンデル
チェンバロ&オルガン…ステファーヌ・フュジェ*
* は通奏低音奏者
【録音】
2018年7月
オヴェール=シュル=ウワーズ聖母被昇天教会 (フランス北部イル=ド=フランス地方)
[日本語解説・歌詞訳付]
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年01月28日 00:00