レ・シエクルの首席奏者による金管五重奏!レ・シエクル金管五重奏団~名作エヴァルトの“金管五重奏曲第1番”をピリオド楽器で演奏!
レ・シエクルの首席奏者による金管五重奏。
エヴァルトの金管五重奏曲がついにピリオド楽器演奏で登場!
金管界では知らぬものなき名作エヴァルトの「金管五重奏曲第1番」。効果的な楽器法とロシアならではの叙情的な旋律美で、弾いても聴いても魅力的な作品。ついにピリオド楽器による録音が登場しました!それもレ・シエクルの金管セクション・トップ奏者たちによるアンサンブルという気絶しそうになるほどの組み合わせです。
レ・シエクルは2003年創立、フランス近代作品を初演された当時の響きと奏法で再現する、というポリシーで世界中の注目を浴び、音楽監督のフランソワ・グザヴィエ・ロトとともに日本でも今日もっとも注目されるオーケストラのひとつとなりました。彼らの響きの特徴を左右しているのが管楽器。ことに金管は今日とは明らかに異なる独特な色彩感に満ちています。
エヴァルトはアレンスキーやグラズノフと同世代で、「金管五重奏曲第1番」は1912年の作。当アルバムの使用楽器は同時代のもので、初演当時の響きが彷彿されます。
またフランス人ながらロシアで活躍したアントワーヌ・シモンは、ロシアで金管の室内楽やソロ曲を創始した草分け的存在。「アンサンブル小品集Op.26」はバレエ音楽のような楽しい組曲。
「G」というイニシャルのみの作曲家はおそらくフランスの作曲家ルイ・ジラールと思われ、19世紀後半の酒場やダンスホールの雰囲気を醸すのもシエクルのメンバーは心憎いほどの巧さです。
かつて聴いたことのない音色、超絶的な名人芸いずれも満点。金管関係者には超ド級、音楽ファン誰もが注目のアルバムです。
(キングインターナショナル)
【曲目】
1.デュカス(バリントン編):「ラ・ペリ」のファンファーレ
2.エヴァルト:金管五重奏曲第1番 Op.5
3.アントワーヌ・シモン:アンサンブル小品集 Op.26(全9曲)
4.G:セレナード
5.ドビュッシー(サブーリン編):亜麻色の髪の乙女
【演奏】
レ・シエクル金管五重奏団
[メンバー]
ファビアン・ノルベール(C管トランペット、セルマー・グランプリ1930&コルネット、ベッソン1885)
エマニュエル・アルマニー(C管トランペット、セルマー・グランプリ1927&コルネット、ベッソン1885)
マチュー・シーグリスト(ヴァルヴ・ホルン、ラウー=ミルロー1900)、ダミアン・プラド(トロンボーン、クルトワ1872)
シルヴァン・ミノー(チューバ、クエノン1910、オフィクレイド、ローク1837、変ホ管アルト・サクソホルン、A.ザックス)
【録音】
2016年12月、アミアン文化センター
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年02月06日 00:00