石丸幹二の朗読と作曲家の自作自演で聴く、リンカーンの名演説をテクストにした名作!
石丸幹二の朗読と作曲家の自作自演で聴く、
リンカーンの名演説をテクストにした名作!
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コープランドの《リンカーンの肖像》は、リンカーンの格調の高い英語原稿の語りとオーケストラが共演する15分ほどの美しい作品です。リンカーンの演説原稿は名文として有名で、劇作家のシェイクスピアやワイルドと同様に、しばしば英語の朗読会に用いられるほど見事なものです。1941年12月8日の真珠湾攻撃をきっかけに、国威高揚のために指揮者コステラネッツがコープランドに作曲を依頼した作品で、1942年に完成しました。アメリカではクリントンやオバマなど民主党系の大統領、有名政治家、軍人、俳優、詩人などがしばしばコンサートに、レコーディングに取り上げています。
主要録音の語り手は下記のようになっています(録音年/演奏/語り)。
1946年 クーセヴィツキー&ボストン響 メルヴィン・ダグラス(俳優)
1946年 ロジンスキー&ニューヨーク・フィル ケネス・スペンサー(歌手)
1958年 コステラネッツ&ニューヨーク・フィル カール・サンドバーグ(詩人)
1961年 アブラヴァネル&ユタ管 チャールトン・ヘストン(俳優)
1962年 オーマンディ&フィラデルフィア管 アドレー・スティーブンソン(政治家)
1968年 メータ&ロサンジェルス・フィル グレゴリー・ペック(俳優)
1968年 コープランド&ロンドン響 ヘンリー・フォンダ(俳優)/石丸幹二(日本語版)
1991年 スラットキン&セントルイス響 H.ノーマン・シュワルツコフ(軍人)
1992年 シュワルツ&シアトル響 ジェイムズ・アール・ジョーンズ(俳優)
2000年 レヴァイン&聖ルカ管 サミュエル・L.ジャクソン(俳優)/小倉智昭(日本語版)
2009年 スラットキン&ナッシュヴィル響 バリー・スコット(俳優)
2013年 ラングレー&シンシナティ響 マヤ・アンジェロウ(詩人)
コープランドの自作自演盤は1968年、名優で若き日にリンカーンを演じたことがあるヘンリー・フォンダの語りにより収録されました。その語り部分が今回石丸幹二の日本語朗読に差し替えられた訳です。日本語版はこれまでレヴァイン&小倉智昭盤(G)の1種でしたが、新たに石丸幹二盤が加わることで、この隠れ名曲に新たな光があたることとなりました。2020年4月にはNHK交響楽団に出演し、スラットキン指揮で同曲の語りを務めるとのことで、こちらも楽しみです。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
【参考音源】コープランド:リンカーンの肖像
ヘンリー・フォンダ(語り)コープランド指揮ロンドン交響楽団
1968年10月26,29日の録音(オーケストラ部分は当録音と同じ)
指揮者・ピアニストとしても活動し、ソニー・クラシカルに数多くの自作自演録音を残した20世紀のアメリカを代表する作曲家コープランド。「人民の人民による人民のための政治を、地上から消滅させないことを」と決意表明した有名なゲティスバーグの演説で締めくくる「リンカーンの肖像」は、アメリカでなければ生まれえなかった感動的な音楽といえます。今回の日本語版では俳優・石丸幹二が朗読を行っており、格調高い語りがこの作品の価値をさらに高めています。カップリングには代表作「アパラチアの春」「エル・サロン・メヒコ」「ロデオ」などコープランドの主要管弦楽の自作自演をたっぷりと収録、コープランド入門アルバムとしても最適です。
(ソニーミュージック)
【収録曲】
アーロン・コープランド:
1. 市民のためのファンファーレ
2. – 4. リンカーンの肖像 ※台本翻訳:広田敦郎
5. – 12. アパラチアの春
13. エル・サロン・メヒコ
14. – 17. 「ロデオ」より4つのダンス・エピソード
アーロン・コープランド(指揮)
石丸幹二(語り、4)
ロンドン交響楽団(1-12, 14-17)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(13)
:
録音:1968年10月26日、29日(1-4,14-17) ウォルサムストウ・タウン・ホール、1970年11月9日(5-12)、1972年5月31日(13) EMIスタジオ、ロンドン
同時発売!
アバド指揮ベルリン・フィルの演奏で、石丸幹二が語る人間と妖精が繰り広げる夢幻の世界。
1995年の大晦日におこなわれたアバド/ベルリン・フィルによるニューイヤー・イヴ・コンサートはオール・メンデルスゾーン・プログラム。マクネアー、キルヒシュラーガーの名唱が光る「夏の夜の夢」ではドイツ語歌唱、ドイツ語での朗読で演奏されましたが、同時に同じメンバーによる英語歌唱版のセッション録音も行われ、翌年7月にシェイクスピア俳優として名高い監督・俳優のケネス・ブラナーが英語での語りを務めインターナショナル版として完成、リリースされました。今回の日本語版は、シェイクスピア翻訳の第一人者・松岡和子による名訳を得た石丸幹二が、多彩な表現力でこの幻想的な音楽劇に取り組みました。カップリングの「イタリア」交響曲もメロディをたっぷりと歌わせた軽快な名演です。
(ソニーミュージック)
【収録曲】
メンデルスゾーン:
1. 「夏の夜の夢」序曲 作品21
2.-11. 劇音楽「夏の夜の夢」作品61(抜粋)[英語歌唱版] ※台本翻訳:松岡和子
12.-15. 交響曲第4番イ長調 作品90「イタリア」
石丸幹二(語り)
シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)
アンゲリカ・キルヒシュラーガー (メゾ・ソプラノ)
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1995年12月31日 ベルリン、フィルハーモニーホール
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作曲者本人が朗読版用のため1967年に補完録音した『兵士の物語』全曲が日本初登場!語りは石丸幹二
ストラヴィンスキーは1961年に自作の『兵士の物語』組曲を録音しましたが、1967年に朗読版用全曲のために約4分間の補完録音をしていたことは長く忘れられていました。2006年に米ソニーのプロデューサーがこの部分を発見し、2007年に初めて『兵士の物語』全曲の形でリリース(英語版:語りはジェレミー・アイアンズ)。2015年、東京藝術大学音楽学部声楽科卒の俳優、歌手の石丸幹二による語りで初めて日本版全曲が登場しました。日本語訳のテキストは、語り手、兵士、悪魔、王女の4役を一人で演じるものですが、既に実演で『兵士の物語』を幾度となく演じてきた石丸幹二の多彩かつ安定した語りは素晴らしく、ストラヴィンスキーの音楽と、この寓意に満ちた物語の気分を見事に融合させています。初発売時に大きな話題を呼んだ1枚です。
(タワーレコード)
【収録曲】
ストラヴィンスキー:兵士の物語(全曲)
石丸幹二(語り)イーゴル・ストラヴィンスキー指揮 コロンビア室内アンサンブル
原作=アファナシェフ
脚本=シャルル・フェルディナン・ラミューズ
日本語版翻訳=西久美子
録音:1961年2月10&13日、1967年1月24日
語りの録音:2015年1月9日
ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲(1947年改訂版)
ロバート・クラフト指揮 コロンビア・シンフォニー・ウィンズ&ブラス
録音:1966年10月11日録音
石丸幹二朗読出演コンサート情報
京都市交響楽団 スプリング・コンサート 京都コンサートホール
日時:2020年4月12日(日) 2:00pm
会場:京都コンサートホール・大ホール
演奏:広上淳一(指揮) 京都市交響楽団 石丸幹二(語り)*
鈴木玲奈(ソプラノ) 高野百合絵(メゾ・ソプラノ) 京響コーラス
曲目:
ビゼー:「アルルの女」組曲セレクション
メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」(語り付) *
NHK交響楽団第1937回 定期公演 Cプログラム
日時:2020年4月17日(金) 7:00pm/4月18日(土) 3:00pm
会場:NHKホール
演奏:レナード・スラットキン(指揮) NHK交響楽団 石丸幹二(語り)*
曲目:
[コープランド生誕120年・没後30年]
コープランド:バレエ音楽「ロデオ」から4つのダンス・エピソード
コープランド:静かな町
コープランド:リンカーンの肖像*
コープランド:バレエ音楽「アパラチアの春」
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年02月18日 00:00