齊藤健太(サクソフォーン)/『アドルフ・サックス国際コンクール』優勝記念凱旋コンサート LIVE
CAFUAレコード 公式YouTubeページより
2019年11月、日本人としては2人目となる「アドルフ・サックス国際コンクール」第1位の栄冠を手にした齊藤健太。
その優勝記念として開催された「凱旋コンサート」のライブ盤が登場。
1800名収容の大ホールを埋め尽くさんばかりの来場客を前に、齊藤健太が紡ぎだす音楽は響き深く、隅々まで丁寧。奇蹟かと思える名演の誕生に多くの人が魅了され心を奪われました。
このアルバムでは、早くも伝説となった「凱旋コンサート」のライブ音源を収録。日本のサクソフォーン界を牽引する事になるであろう逸材の記念すべき第一歩です。
(CAFUAレコード)
【曲目】
ヨハン・セバスティアン・バッハ
Johann Sebastian Bach
[1] 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より アルマンド
Partita No.2 in D minor, BWV1004 “1. Allemanda”
ルネ・コルニオ
René Corniot
[2] 牧歌と田園風舞曲
Églogue et Danse Pastorale
ブルーノ・マントヴァーニ
Bruno Mantovani
[3] 霧雨の白熱
L’incandescence de la bruine
フェルナンド・デュクリュック
Fernande Decruck
ソナタ 嬰ハ調
Sonate en ut#
[4] I. きわめて中庸に、表情豊かに
Très modéré, expressif
[5] II. ノエル
Noël
[6] III. 糸を紡ぐ女
Fileuse
[7] IV. 夜想曲とロンデル
Nocturune et Rondel
アレクサンドル・グラズノフ/編曲:庄司 燦
Aleksandr Glazunov/arr. Akira Shoji
[8] サクソフォーン協奏曲 変ホ長調
Concerto en mi bémol pour saxophone alto et orchestre à cordes
リチャード・カーペンター、ジョン・ベティス、アルバート・ハモンド/編曲:森田一浩
Richard Carpenter, John Bettis, Albert Hammond/arr. Kazuhiro Morita
[9] サクソフォンとバンドのための 青春の輝き
I Need to Be in Love
【演奏】
齊藤健太(サクソフォーン)
Kenta Saito, saxophone
AKIマツモト(ピアノ)[2]~[7]
Aki Matsumoto, piano
松元宏康(指揮) [8][9]
Hiroyasu Matsumoto, conductor
ブリッツフィルハーモニックウインズ [8][9]
Blitz Philharmonic winds
【録音】
2020年1月18日
文京シビックホール 大ホールにてライブ収録
齊藤健太(サクソフォーン)
第7回アドルフ・サックス国際コンクール(ベルギー/ディナン)第1位、及び新曲賞を受賞。2002年の故・原博巳氏以来、17年ぶり・日本人2人目となる快挙を成し遂げる。
ソリスト、アンサンブルプレイヤーとして全国各地でのリサイタルや、オーケストラ・吹奏楽とのコンチェルトを主たる活動とし、クラシックやジャズなど、ジャンルの垣根を越えたクロスオーバーな活動を展開する。
2014年、洗足学園音楽大学を優秀賞を得て卒業。2017年、東京藝術大学別科卒業。
第31回及び第34回日本管打楽器コンクールサクソフォーン部門第3位
第27回大仙市大曲新人音楽祭コンクール管楽器部門最優秀賞、並びに審査員推薦を受ける。
第9回国際サクソフォーンコンクール(スロベニア/ノヴァゴリツァ)第2位。
これまでにサクソフォーンを金井宏光、二宮和弘、須川展也、池上政人、林田祐和の各氏に、室内楽を池上政人、有村純親の各氏に、ジャズサクソフォーンを佐藤達哉、MALTAの各氏に師事。ブリッツフィルハーモニックウインズ コンサートマスター。Saxophone Quintet "Five by Five"では「KENTA」として活動。洗足学園音楽大学非常勤講師。
ピアノ / AKIマツモト
Aki Matsumoto
島村楽器にてピアノを始め、東京藝術大学音楽学部附属音楽高校を経て、東京藝術大学器楽科卒業。これまでにピアノを水戸亜弥子、八木聖子、勝郁子、渡邊健二、ソルフェージュを大熊崇子、室内楽を江口玲の各氏に師事。
第19回島村楽器ピアノコンクール金賞及びグランプリ受賞。第28回江戸川区音楽協議会新人演奏会出演オーディション ピアノ部門第1位。
アンサンブルピアニストとしてサクソフォーン奏者と共演を重ねており、須川展也、上野耕平、齊藤健太、住谷美帆などを始めとした日本を代表する奏者と共演多数。第9回国際サクソフォーンコンクール(スロベニア)にて公式伴奏を務める。テレビ朝日「題名のない音楽会」BS日テレ「恋するクラシック」他、数々のメディアに出演。
ポップス・フュージョンにも新たな方向性を見出し、在学中に、ジャズサクソフォーン奏者であり東京藝術大学客員教授であるMALTA氏が代表を務める株式会社マルタジャパンと契約。演奏活動の傍ら楽曲制作を行い渋谷JZ Brat,六本木C*LAPSなどでリーダーライブを行う。
2020年5月1stミニアルバム「Back to the Moon」リリース。
ブリッツフィルハーモニックウインズ
2003年4月、ブリッツ・ブラスとして結成。2013年4月結成10周年を迎え、一般社団法人ブリッツフィルハーモニックウインズと改称。「新しいことはいつもブリッツから」を合い言葉に、既存の型にとらわれない斬新なスタイルの公演を数多くプロデュースしている。メンバーには、世界的に権威のあるコンクールの入賞者や国内外のオーケストラで活躍する若手奏者を擁し、そのエネルギッシュな演奏内容には定評がある。年間を通じて多彩なプログラムの演奏会を企画し、常に挑戦する姿勢を崩さない今最も注目の吹奏楽団。
アドルフ・サックス国際コンクールで日本人で初めて優勝した 原博巳(ひろし)さん。
2019年8月に44歳という若さで惜しくも亡くなられてしまいました。心よりご冥福をお祈りいたします。
現在入手可能なタイトルはこちらになります。
petit cadeau ささやかな贈り物
原博巳(サクソフォン)
美しく流れるフォーレの音楽を真摯に紡ぐ“贈り物”
国内外で広く活躍する原博巳の4作目のアルバムは、すべてフォーレの作品。信頼を寄せる3人の実力派共演者とともに、サクソフォンで見事に流麗で美しいフォーレの世界を作り上げています。
今作すべてソプラノを使用した原は、想像をはるかに超える超絶技巧でありながらもそれを微塵も感じさせない豊かな音楽性で魅せました。美しく伸びやかな音色と繊細な表現は歳を重ねてさらに磨きがかかっています。
サクソフォン作品を残さなかったフォーレとサクソフォン奏者である原が時を超えて対峙し、新たなサクソフォンの可能性を広げるとともにフォーレの音楽を昇華しています。
(CAFUAレコード)
【曲目】
組曲「ドリー」作品56 (ガブリエル・フォーレ)
[1] I. 子守歌
[2] II. ミ-ア-ウ
[3] III. ドリーの庭
[4] IV. キティー・ヴァルス
[5] V. 優しさ
[6] VI. スペインの踊り
ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 作品13 (ガブリエル・フォーレ)
[7] I. Allegro molto
[8] II. Andante
[9] III. Allegro vivo
[10] IV. Allegro quasi presto
ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 作品15 (ガブリエル・フォーレ)
[11] I. Allegro molto moderato
[12] II. Scherzo(Allegro vivo)
[13] III. Adagio
[14] IV. Allegro molto
【演奏】
サクソフォン: 原 博巳
ピアノ: 伊藤富美恵
サクソフォン: 大石将紀 (アルト・サクソフォン[2]〜[6]、バリトンサクソフォン[11]〜[14])
サクソフォン: 貝沼拓実 (テナー・サクソフォン[2]〜[6]、アルト・サクソフォン[11]〜[14])
【録音】
2015年3月3〜5日 三芳町文化会館(コピスみよし)にて収録
原 博巳(サクソフォン)
東京ミュージック&メディアアーツ尚美(現 尚美ミュージックカレッジ専門学校)、東京藝術大学音楽学部別科を首席で修了。
1996年 第13回日本管打楽器コンクール第一位を受賞し、2002年 第3回アドルフ・サックス国際コンクール(ベルギー)では日本人初の第一位を受賞した。
洗足学園音楽大学、尚美ミュージックカレッジ専門学校で後進の指導にあたっている他、ヨーロッパ各地や台湾にも演奏会、講習会に招かれ、好評を博している。
日本管打楽器コンクール、アドルフ・サックス国際コンクールの審査員も務め、2011年度~2013年度まで、東京藝術大学の講師を務めた(2014年3月任期満了)。
2004年バンドジャーナル(音楽之友社)「ワンポイントレッスン」で一年間執筆、「NHK-FMリサイタル」に出演。
伊藤富美恵(ピアノ)
桐朋学園大学卒業。フランス音楽コンクール_入賞、パリ音楽院 Direction de Chant科卒業。
現在パリ音楽院伴奏助手、パリプーランク音楽院講師。Dinant, Gap国際コンクールなどの公式伴奏、イタリア、オーストリア、ヨーロッパ各地でマスタークラスなど行う。
シャトレ座、リヨンオペラ座にてコレペテトール、またリール・ド・フランス国立オーケストラのコンサートやCD録音などに参加。
CAFUAレコードよりCD「PCF」に参加。兼松雅子、藤井一興、セルジュ・ザポルスキーの各氏に師事。
大石将紀(サクソフォン)
東京藝術大学を卒業後、同大学大学院に入学し2001年に修了。同年渡仏しパリ国立高等音楽院に入学。02年から2年間文化庁派遣芸術家海外研修員として研鑽を積む。05年に同高等音楽院サクソフォン科、室内楽科を、06年には即興演奏科を全て最優秀の成績で卒業。さらに05年より同音楽院第3課程室内楽科(サクソフォン四重奏)に進み07年に修了。08年に帰国し、東京オペラシティ文化財団主催「B→C」に出演。これまでにダヴォス国際音楽祭(スイス)、サントリーサマーフェスティバル、武生国際音楽祭、東京オペラシティ文化財団コンポージアム、横浜みなとみらいホール「JUST COMPOSED」などに出演。また(財)地域創造の支援アーティストとしてアウトリーチを展開するなど幅広く活動している。2014年所属する現代音楽グループ「東京現音計画」で第13回サントリー芸術財団佐治敬三賞受賞。東京藝術大学、東邦音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師(2015年現在)
貝沼拓実(サクソフォン)
東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業。安宅賞、アカンサス音楽賞受賞。同大学大学院修士課程修了。第22回日本管打楽器コンクール・サクソフォン部門第2位入賞。第4回アドルフ・サックス国際コンクール(ベルギー・ディナン)第3位に入賞し国際的に高い評価を得る。2007年浜離宮朝日ホールにてソロデビューリサイタルを行い好評を博す。世界的指揮者・佐渡裕が首席指揮者を務めるプロフェッショナル吹奏楽団、シエナ・ウィンド・オーケストラの団員として、またクローバー・サクソフォン・クヮルテット、テナーサクソフォン奏者として全国各地で演奏活動を行っている。洗足学園音楽大学、くらしき作陽大学、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、尚美ミュージックカレッジ専門学校ディプロマ科講師。