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GRAND PIANO レーベル~2020年6月発売新譜情報 バルヤンスキー&バルモーチン(2タイトル)

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2012年、知られざるピアノ曲のレパートリーを開拓するために設立された「GRAND PIANO」レーベル。コンスタントに新譜をリリースし続け、今では100以上のタイトルが揃っています。古典派、ロマン派から近現代にいたるまで、ほぼ400年に渡るピアノ音楽の歴史を辿るとともに、その多彩なピアノ作品を存分にお楽しみいただけます。

今回は知られざる2人の作曲家アドルフ・バルヤンスキーとセミョーン・バルモーチンのピアノ作品集がリリースされます!
アドルフ・バルヤンスキー(1851-1900)はロシアのユダヤ系の家庭に生まれ、ライネッケやヤーダスゾーンにピアノを師事しました。今回第1集として3つの作品が収録されています。セミョーン・バルモーチン(1877-1939)はロシア生まれ、バラキレフとリムスキー=コルサコフに師事しました。どちらも世界初録音!

 

アドルフ・バルヤンスキー(1851-1900):ピアノ曲全集 第1集
ユリア・セヴェルス(ピアノ)

希少なピアノ曲を良い音質で録音するレーベル“GRAND PIANO”よりウクライナのオデッサに生まれたバルヤンスキーのピアノ曲全集の登場。
バルヤンスキーは、ロシアのユダヤ系の家庭に生まれ、ウィーンとパリとライプツィヒで音楽教育を受け、ライネッケやヤーダスゾーンにピアノを師事しました。作品は少ないながらも、ピアノ曲は個性豊かで魅力的。
この第1集には3つの作品が収録されています。『幻想曲集』には、ベートーヴェン、ブラームスなどの影響やロシアの色彩感が見てとれます。『6つのピアノ曲集』は印象主義的で光輝くような音楽であるのに対し、スケールの大きいピアノ・ソナタ第1番は、空間的に広がりのある音を感情表現の主軸とし、20世紀のミニマリズムを予知するような非常にモダン、かつシンプルさをもった作品です。
演奏は、ベルリン芸術大学やモスクワのチャイコフスキー音楽院で学び、オーロラ四重奏団とオーロラ・デュオを創設したユリア・セヴェルス。シチェドリンの作品を作曲家列席のもと世界初演を行うなど精力的に活動するピアニストです。
(ナクソス・ジャパン)

セミョーン・バルモーチン(1877-1939):ピアノ音楽集
クリストファー・ウィリアムズ(ピアノ)

希少なピアノ曲を良い音質で録音するレーベル“GRAND PIANO”よりロシアの知られざる作曲家、バルモーチンのピアノ作品集が登場。
1877年生まれのバルモーチンはバラキレフとリムスキー=コルサコフに師事、1923年から1925年までペトログラード音楽院 (サンクトペテルブルク音楽院の旧称) で音楽理論を教えましたが、ソビエト連邦の1930年代の大粛清時代にどのような運命を辿ったのかは謎に包まれたままです。しかし残された音楽のスケールの大きさや内容は非常に素晴らしく、ここに収録された世界初録音となるピアノ曲も、色彩感にあふれたコントラストが印象的です。
『20の前奏曲』は洗練されたハーモニーと豊かな感情表現で聴く人の魂を揺さぶるような音楽。また、『主題と変奏』は、音の素材を幾重にも重なるムードに変容させ、最後は交響的な行進曲へと連なります。
演奏はイギリスのピアニスト、クリストファー・ウィリアムズ。BBCのウェールズの合唱団とオーケストラのピアニストを務め、BBCプロムスなどにも出演しています。
(ナクソス・ジャパン)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年05月14日 00:00