Michael Landau(マイケル・ランドウ)|技巧派ギタリストの神髄に迫る最新ライヴ・アルバム『Liquid Quartet Live』
「彼こそ完璧なる名手だ」 ─ ジェイムズ・テイラー
「世界で最も素晴らしいギタリスト/ミュージシャンの1人だね」 ─ スティーヴ・ルカサー
1980年代からセッション・ミュージシャンとして絶大な人気を集め続けているギター名人マイケル・ランドウ。16歳でLAのクラブ・シーンで活動を始め、19歳になるころにはボズ・スキャッグスのワールド・ツアーに同行、20歳でセッション・ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせ、スティーヴ・ルカサーのサポートもあり、ピンク・フロイドやマイルス・デイヴィス、ジョニ・ミッチェルやB.B.キング、リンゴ・スターやセリーヌ・ディオン、レイ・チャールズやロッド・スチュワート、そしてマイケル・ジャクソンやマライア・キャリーなどなど、数多くのアーティストや作品に参加してきた、まさにボーダーレスな音楽性を持つ「ギタリストの中のギタリスト」的存在である彼が、その魅力の神髄を見せつけてくれるライヴ・アルバムを発表する!
このライヴ・アルバム『LIQUID QUARTET LIVE』は、昨年11月に、ロサンゼルスにある世界的に有名なクラブ、Baked Potato Jazz Clubで行われた、LIQUID QUARTETのラインナップでのパフォーマンスを収録した作品。メンバーは、マイケル・ランドウに加え、ポール・マッカートニーとの仕事でも知られるドラマーのエイブ・ラボリエル・ジュニア、アラン・ホールズワースとの仕事でも知られるベーシストのジミー・ジョンソン、そしてバーニング・ウォーターでもランドウと共に活動したギター&ヴォーカルのデヴィッド・フレイジー。
それぞれのメンバーとは長い付き合いがあり、その精巧なるミュージシャンシップを互いに高めあいながら素晴らしいパフォーマンスを堪能させてくれるこのクインテット。ランドウ曰く「エイブと私には、なんというか音楽的な繋がり、というものがある。説明するのは難しいが、音楽的に私の意向を読み取ってくれるんだ。何もないところから、二人で同時にまったく同じリズムやフレーズを創り出したりできるのさ」という特別な繋がりをもつエイブ、ジミー・ジョンソンはランドウが90年に発表したファースト・ソロ・アルバム『TALES FROM THE BULGE』でも共演しており、デヴィッド・フレイザーは80年代後半に活動していたバンド、バーニング・ウォーターで共にプレイしていた間柄だ。このクインテットとのパフォーマンスに関して、ランドウはこうコメントしている。
「このメンバーたちとBaked Potatoでプレイするっていうことは、いつだって私にとって非常に誇りに思える瞬間だと言える。リハーサルは一切なしで、フレッシュな気持ちのまま、音楽そのものが私たちを導いてくれる、そんな感覚になるんだ」セットリストには、「Well Let's Just See」や「Can't Walk Away From It Now」といった新曲に加え、「Bad Friend」や「One Tear Away」といった前作『ROCK BOTTOM』からの楽曲、バーニング・ウォーターの「Can't Buy My Way Home」や「Killing Time」、そしてロベン・フォードと共に結成したバンド、RENEGADE CREATIONの「Greedy Life」や「Renegade Destruction」といった楽曲も含まれており、4人のまるで魔法のようなパフォーマンスをじっくりと聴かせてくれている。パフォーマンスの最後を飾る2曲のインストゥルメンタル曲は、まさにその真骨頂といえるほどの圧巻のサウンドが繰り広げられている。
【収録曲】
01. Can't Buy My Way Home
02. Well Let's Just See
03. Greedy Life
04. Killing Time
05. Bad Friend
06. Can't Walk Away From It Now
07. Renegade Destruction
08. One Tear Away
09. Tunnel 88
10. Dust Bowl
掲載: 2020年06月22日 17:24