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Destruction(デストラクション)|2019年のパフォーマンスを収録したライヴ・アルバム『ボーン・トゥ・スラッシュ - ライヴ・イン・ジャーマニー』

Destruction(デストラクション)ライヴ・アルバム『ボーン・トゥ・スラッシュ - ライヴ・イン・ジャーマニー』

デストラクションに多くの説明は必要ないだろう。クリエイター、ソドム、タンカードらとともに、ジャーマン・スラッシュのビッグ4の一員として、スラッシュ・メタル創成期からシーンの最前線を突っ走ってきたデストラクション。昨年リリースされた15枚目のスタジオ・アルバム『ボーン・トゥ・ペリッシュ』も大好評。また本作では、セカンド・ギタリストが加入。99年のシュミーア復帰以来守られてきたトリオ体制に終止符が打たれたことも、大きな話題となった。

この度リリースになるのが、『ボーン・トゥ・スラッシュ』と銘打たれたライヴ・アルバム。87年の傑作『Live without Sense』に始まり、『Alive Devastation』(03年)、『The Curse of the Antichrist - Live in Agony』(09年)と、ライヴ・アルバムはデストラクションのお家芸という感もあるが、今回の作品は2019年8月10日、ドイツの大型野外フェス、パーティー・ザン・メタル・オープン・エアーでのステージ模様をフル収録したもの。『ボーン・トゥ・ペリッシュ』の発売日が2019年8月9日であったから、その翌日、まさにリリース・パーティといった様相のこの日のステージ。演奏されたのは全10曲。希代の名曲「カース・ザ・ゴッズ」で始まり「ベスティアル・インヴェイジョン」で締めるという、実にデストラクションらしいセットリストである。本作は四半世紀ぶりにツインギター体制となった、新生デストラクションの初ツアーのドキュメントという点でも非常に興味深い。そもそももう1人ギタリストを加えたのも、ライヴのパワーアップを図ってのこと。それがいかに功を奏しているかを、本作は見事に証明している。スラッシュ・ファンならこれを聞き逃す手はない。やはり4人体制でレコーディングされた名作『Live without Sense』と聴き比べてみるのも面白いだろう。

日本語解説書封入


【CD収録曲】
1. カース・ザ・ゴッズ
2. ネイルド・トゥ・ザ・クロス
3. ボーン・トゥ・ペリッシュ
4. マッド・ブッチャー
5. ライフ・ウィズアウト・センス
6. ビトレイヤル
7. トータル・ディザスター
8. ザ・ブッチャー・ストライクス・バック
9. スラッシュ・ティル・デス
10. ベスティアル・インヴェイジョン

【メンバー】
シュミーア(ベース/ヴォーカル)
マイク(ギター)
ランディ・ブラック(ドラムス)
ダミア(ギター)

Destruction(デストラクション)

 

HARD ROCK/HEAVY METAL

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2020年06月23日 12:07