フィンランドのフォルテピアノ奏者トゥイヤ・ハッキラによるハイドン:鍵盤楽器のための初期の8つのソナタ(2枚組)
名手ハッキラによるハイドン、1790年代オリジナルのフォルテピアノ使用
フィンランドを代表するフォルテピアノ奏者トゥイヤ・ハッキラ。そのレパートリーは幅広く、古典派から現代までピリオドもモダンも弾きこなし、シベリウスやサーリアホなど、故国の作品演奏でも活躍する彼女によるハイドンが登場しました。
現在約60曲が残存し、当時の記録によると実は80曲ほども存在したと伝わるハイドンの鍵盤楽器のためのソナタのうち、40歳になるまでの時期に書かれた8曲を収めています。
うち6曲では、ハッキラ自らが所有する1790年代のオリジナル楽器を使用。素晴らしい保存状態のしっかりとした音で、その軽やかで美しい響きを堪能することが出来ます。ハイドンが聴いた当時の響きを追求した、聴き応えのある一枚です。
(ナクソス・ジャパン)
『ヨーゼフ・ハイドン:鍵盤楽器のための初期の8つのソナタ』
【曲目】
ヨーゼフ・ハイドン(1732–1809):
[DISC 1]
1-4. ソナタ第13番 ト長調 Hob. XVI:6 (1760年以前)
5-7. ソナタ第15番 ホ長調 Hob. XVI:13 (1760年代前半)
8-10. ソナタ第12番 イ長調 Hob. XVI:12 (1755年?)
11-13. ソナタ第19番 ホ短調 Hob. XVI:47bis (1765-67年)
14-15. ソナタ第32番 ト短調 Hob. XVI:44 (1771-73年)
[DISC 2]
1-3. ソナタ第31番 変イ長調 Hob. XVI:46 (1768-69年)
4-6. ソナタ第30番 ニ長調 Hob. XVI:19 (1767年)
7-9. ソナタ第33番 ハ短調 Hob. XVI:20 (1771年)
【演奏】
トゥイヤ・ハッキラ(フォルテピアノ)
・1747年ゴットフリート・ジルバーマン製作楽器をアンドレア・レステッリが復元(第15番、第32番)
・1790年代製作者不明のウィーン式5オクターヴのオリジナル楽器 "Bureau de musique Leipsic"(上記以外)
【録音】
2019年1月31日-2月1日、4-5日
カルヤー(カーリス)教会、フィンランド
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年07月01日 00:00