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ラン・ランのバッハ:ゴルトベルク変奏曲~輸入盤はスタンダード版、デラックス版、LPの3仕様

ラン・ランのゴルトベルク変奏曲

静寂と躍動の万華鏡、ランラン新境地
ラン・ラン~J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲

ラン・ラン、待望の新録音は『バッハ:ゴルトベルク変奏曲』。期せずして世界がコロナ禍と苦闘する中でのリリースとなりましたが、我々の心の奥深くに響く癒しの音楽を届けてくれるアルバムです。ベルリン、イエス・キリスト教会におけるスタジオ録音とライプツィヒ、聖トーマス教会での公演ライヴ録音の2種を収めたハードブック仕様の4枚組デラックス版も同時発売。
 
前作『ピアノ・ブック』ではピアノ学習者の定番レバートリーや世界中各地の親しまれている音楽で、ピアノや音楽の喜びを世界中に伝えたラン・ラン。ジャンルを超え、世界を代表するピアニストとしてさらなる活躍を続けています。最近では新型コロナ・ウィルスの危機を阻止する集団行動を呼びかけるGlobal Citizen「One World: Together At Home」特別放送に出演、レディー・ガガやセリーヌ・ディオン、ボチェッリとの豪華共演も記憶に新しいところです。"                                    
今回挑むバッハの偉大な《ゴルトベルク変奏曲》は、比類なき芸術性と華麗さでピアノ芸術の中でも独自の地位を占める傑作。バロック鍵盤芸術の最高峰であり、鍵盤楽器奏者にとってのエヴェレストと形容されるように最高の技術と音楽性を要求される難曲です。

ラン・ランは20年以上にわたってこの傑作を探求し続け、その間エッシェンバッハやアーノンクールといった偉大な先人たちの薫陶を受け、録音に向けて現代最高のチェンバロ奏者、アンドレアス・シュタイアーと意見交換するなど、自身の解釈を深め、満を持してこの録音を決行。腕の故障からの復帰や結婚を経て、さらなる人間的・音楽的成熟を果たし、芸術性の新たなステージに立ちました。知・情・意の素晴らしいバランスで深く心に訴える演奏を展開しています。

デラックス・バージョンに収められた録音は、スタジオ録音に先立つ10日前に、バッハが音楽監督(トーマスカントル)を務め、バッハの墓が教会内部にあるライプツィヒの聖トーマス教会で行われた公演ライヴ。熟考を重ねた内省的なスタジオ録音と、自発性を伴う伸び伸びとした演奏のライヴ録音の両方をお楽しみいただけます。

ラン・ランは17歳の時、この曲を暗譜で、ピアニスト/指揮者のクリストフ・エッシェンバッハの前で演奏。これをきっかけに、彼はバッハ作品の解釈について、著名な音楽家たちの教えを仰ぐようになったという。

《ゴルトベルク変奏曲》について、ラン・ランは「これは鍵盤楽器のために書かれた作品の中でも、最も例外的な作品であり、創造力がみなぎっていると同時に、最高に多次元的です。全身全霊を傾けることを要求されると同時に、自分に何が欠けており、いまから何を学ぶべきかを、教えてくれます。私は今38歳です。年寄りではないですが、自分の音楽家としての成長のうえで、新たなステージに進むべき時がきたと、考えています。そこで《ゴルトベルク変奏曲》を通して新たな領域へ足を踏み入れ、このプロジェクトに完全に没入したのです。私が演奏家として目指しているのは、よりいっそう自己を認識し、聡明になると同時に、ほかの人たちに刺激を与え続けること。その目標は常に自分の中にありますが、今回のプロジェクトは、そんな私の歩みをさらに前へと進ませてくれました」とコメントしている。

2020年3月、ラン・ランはライプツィヒの演奏会でこの変奏曲を演奏。ライプツィヒはバッハが30年近く創作活動をおこなった場所で、彼の墓も会場となった聖トーマス教会にある。そんなバッハゆかりの場所での演奏後間もなく、ラン・ランは、同楽曲をスタジオで録音。アルバムのデラックス・エディションには、この2種類の録音が収録されている。このようにライヴとスタジオの録音が1つのパッケージで同時にリリースされるのは、世界初の試み。

「あのリサイタルのときほど、バッハを身近に感じたことはなかった」とラン・ランが語るほど自然体のライヴ盤の演奏と、集中し考え抜かれたスタジオ録音での演奏を1つのパッケージで楽しむことができる。

1741年の後半に出版された《ゴルトベルク変奏曲》は、ピアノ芸術の中でも独自の地位を占める傑作。バロック鍵盤芸術の最高峰であり、鍵盤楽器奏者にとってのエヴェレストと形容されることもあるほどで、最高の技術と音楽性を要求される難曲だ。

7月10日、アルバムから先行シングルとして「アリア」の配信がスタート。同時にミュージックビデオも公開された。
(ユニバーサルミュージック/IMS)

収録予定
J.S.バッハ
ゴルトベルク変奏曲  BWV988

【演奏】ラン・ラン(ピアノ)
【録音】 2020年3月15-18日 ベルリン、イエス・キリスト教会(スタジオ録音:スタンダード&デラックス版 DISC1&2、LP)
2020年3月5日 ライプツィヒ、聖トーマス教会(ライヴ録音:デラックス版 DISC3&4)

輸入CD スタンダード版

CD 2枚組

 

輸入CD デラックス版(限定盤)

ハードブック仕様 CD 4枚組

 

輸入LPレコード(限定盤)

LPレコード 2枚組

 

カテゴリ : ニューリリース | タグ : クラシックLP

掲載: 2020年07月13日 00:00