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ベルトラン・シャマユの新録音は選曲にも音響にもこだわり抜いた美しい子守歌『グッド・ナイト!』


[参考音源:ヤナーチェク:『草かげの小径』より「おやすみ!」/
bertrand chamayou 公式チャンネルより]

ベルトラン・シャマユが選んだ魅惑的な子守歌

「私自身が不眠症です」と語るシャマユ。2人の子供を持つ父親でもある彼は“子守歌”を常に愛してきたといいます。彼によれば、眠りにつくとき、頭の中では多くのことが起こっており、特別な瞬間があるとのこと。子守歌は夢と現実を繋ぐものなのでしょう。

彼がアルバムのために選んだ“子守歌”は全16曲。ショパンやグリーグなど比較的耳にする機会の多い作品はごく少数。晩年のリストが書いた幾分空虚な響きを持つ「子守歌」を始め、不安げなマルティヌーやヤナーチェク、哀愁漂うヴィラ=ロボスなどの近代作品、音が光のように散らばるラッヘンマンの『ゆりかごの音楽』など知られざる曲が並んでおり、まさにシャマユならではの想像力がフルに発揮された選曲となっています。
また、このアルバムのために書かれた『Song for Octave』は、シャマユの友人ブライス・デスナーが、自身の息子オクターヴのために作曲した小さな曲。ミニマルミュージックを思わせるスタイルが自然な眠りを誘うことでしょう。

シャマユは最初、アルバムのトーンが均一になってしまうのではないかと危惧したようですが、Amazon HD限定配信されているワーナークラシックス「3D・オーケストラル・コレクション」や、Sony Classical でのテオドール・クルレンツィスの録音を手がけているDamien Quintard氏が、このシャマユの録音でも、エンジニア、編集、マスタリングを全て1人で行っています。出来上がってみると、前述のとおり「眠りにつくまでの様々な感情」に寄り添う素晴らしい1枚になっています。
それはこのアルバムでは、特別なマイクセッティングとDolby Atmos 3Dテクノロジーによって録音されており、教会の長く美しい残響と、ピアノの優しく温かみのある音色が合わさり、独特な音に包まれているように感じることもできるように設計されています。
またDolby Atmosの互換性のあるオーディオ&スピーカー・システム(Amazon Echo Stadio)などで再生することで、さらに音に立体感を味わえるようにもなっております。
(ワーナーミュージック)

『グッド・ナイト!』
【収録予定曲】(CD、LP共通)
1) ヤナーチェク:『草かげの小径』より「おやすみ!」
2) リスト:『子守歌』S.198
3) リャプノフ:『6つのやさしい小品』Op.59より「人形の子守歌」
4) ショパン:『子守歌』Op.57
5) リャプノフ:『12の超絶技巧練習曲』Op.11より「子守歌」
6) ヴィラ=ロボス:『赤ちゃんの一族』より「ぼろ切れの人形」
7) メラニー・ボニス(メル・ボニ):『la toute petite s’endort』
8) グリーグ:『抒情小品集第2集』Op.38より「子守歌」
9) ブライス・デスナー:『Song for Octave』
10) ブゾーニ:『悲歌集』より「子守歌」
11) リスト:『子守歌』S.174
12) ラッヘンマン:『ゆりかごの音楽』
13) ブラームス(レーガー編):『子守歌』Op.49-4
14) マルティヌー:『ミニアチュアのフィルム』H.148より「子守歌」
15) バラキレフ:『子守歌』
16) アルカン:『25の前奏曲』Op.31より「私は眠っていたが私の心は目覚めていた」

【演奏】
ベルトラン・シャマユ(ピアノ)

【録音】
2020年2月24-26日、フランス、シャラントン=ル=ポン、コンフラン教会

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カテゴリ : ニューリリース | タグ : クラシックLP

掲載: 2020年07月31日 00:00