指揮界の最長老!外山雄三(1931~)&大阪交響楽団~チャイコフスキー:交響曲第4~6番ライヴ!
創立40周年記念
大阪交響楽団シリーズ開始!
1980年に創立された大阪交響楽団は今年40周年を迎えました。それを記念して同オーケストラのライヴ・シリーズを開始します。
当初大阪シンフォニカーとして発足し、2010年より大阪交響楽団に改称、その10周年にもあたります。2016年4月より外山雄三をミュージック・アドバイザー迎え、急速に実力向上を示して注目されています。1931年生まれ、今年89歳になる指揮界の最長老にして最重鎮ながらきちんとしたCDは珍しく、その真価を問うものとなります。
いつも聴衆を「熱く」感動させる演奏は、「魂の叫び」「情熱の音」と評されています。第1弾はチャイコフスキーの三大交響曲。コンサートに接した人々に衝撃を与えた演奏、その深みと音色の魔術にご期待ください。
(キングインターナショナル)
これほど雄大なフィナーレ演奏がかつてあっただろか?
チャイコフスキー観一新
交響曲第4番は2018年2月22日、ザ・シンフォニーホールでのライヴ。まず感じるのはその悠然たるテンポ。急速なイメージのある第3楽章やフィナー
レもゆっくりと進むのに驚かされますが、少しもだれることなく大きな音楽を聴かせます。作品を愚直なまでに正しく音化していく姿は崇高さすら感じさせます。
カップリングは幻想序曲「ロメオとジュリエット」。こちらも虚飾を排した演奏で、作品の真髄を示すような世界に浸れます。
(キングインターナショナル)
KKC 2701(CD)
日本語帯・解説付
大阪交響楽団創立40周年記念
(1)チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
(2)同:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
外山雄三(指揮)大阪交響楽団
録音:2018年2月22日(1)、2019年11月21日(2)/ザ・シンフォニーホール(ライヴ)
雄大極まりない外山&大阪響のチャイ5
交響曲第5番は2018年11月2日、ザ・シンフォニーホールでのライヴ。第1楽章は主部に入ってもテンポは上がらず、終始重い足取りで進みますが説得力満点。それはフィナーレの主部も同様で、超スローテンポなままクライマックスに至ります。これまで聴いたことのないようなチャイコフスキー像で、充実の時を味わえます。
カップリングはボロディンの「だったん人の踊り」。合唱なしの版ですが、しみじみと名旋律にひたれます。
(キングインターナショナル)
KKC 2702(CD)
日本語帯・解説付
大阪交響楽団創立40周年記念
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
(2)ボロディン:歌劇「イーゴリ公」~だったん人の踊り
外山雄三(指揮)大阪交響楽団
録音:2018年11月2日(1)、2018年7月7日(2)/ザ・シンフォニーホール(ライヴ)
淡々としながら感動の世界へ導く
外山&大阪響の「悲愴」
交響曲第6番「悲愴」は2017年2月22日、ザ・シンフォニーホールでのライヴ。この作品に誰もが持つイメージを覆される個性的演奏です。テンポがゆったりしているだけでなく、淡々としていてドロドロとした内面や葛藤などのドラマから極力距離を置いています。その結果純音楽としての美しさに感動させられます。全体に弦楽の美しさが光り、酔わされます。
カップリングはムソルグスキーの「はげ山の一夜」。こちらもデモーニッシュな世界を強調するのではなく、じっくりと物語を聴かせてくれます。
(キングインターナショナル)
KKC 2703(CD)
日本語帯・解説付
大阪交響楽団創立40周年記念
(1)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
(2)ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」
外山雄三(指揮)大阪交響楽団
録音:2017年2月22日(1)、2018年7月7日(2)/ザ・シンフォニーホール(ライヴ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年08月21日 00:00