Abelardo Carbono(アベラルド・カルボノ)|チャンペータのゴッドファーザーが残した最初期音源『Guana Tangula』が待望リイシュー
チャンペータのゴッド・ファーザーとして世界中から敬愛されるアベラルド・カルボノが1980年に残した名盤『Guana Tangula』が待望のストレート・リイシュー!
ギタリスト、シンガーソングライター、かつて警官でもあったというアベラルド・カルボノ。サルサやクンビアといった当時主流の音楽には一定の距離を置き、アフロビート、スークース、ハイライフなどアフリカ音楽、さらにはキューバのソン、ラテンロック、ファンク、カリプソ、ハイチのコンパ、ロックンロール、そしてバジェナートやポロのような地元コロンビアの音楽をひとつの闇鍋にぶち込んだかのような音楽で独自の路線を切り開いていった真のパイオニア的存在だ。
そんなカルボノが自身の楽団を率い、そのキャリア初期である1980年に残したのが本作だ。心地よいアコースティック・ギター、洗練されつつも風変りなボーカル、きびきびとしたパーカッションが特徴のトロピカルでアフリカの雰囲気を備えたサウンドは一見シンプルだが、その魔性のグルーヴ、サイケデリックなエフェクトも加わる歪な音塊は聴けば聴くほどに病みつき必至。アコースティック・ギター主導のサウンドで活躍したコロンビアのグループ=ボベア・イ・ス・バジェナートと、よりエレクトロニックでアフリカナイズされたジャンルであるチャンペータ、そしてその進化系であるテラピアといったジャンルとの間を埋めるミッシング・リンクのような、まさにワン・アンド・オンリーな音楽性を堪能できる一枚である。
輸入盤LP
【収録曲】
A1. QUIERO A MI GENTE
A2. LA CAMISA RAYA
A3. A LAS SEIS
A4. LA AURORA
A5. SILVIA MARIA
B1. GOZA LA VIDA
B2. GUANA TANGULA
B3. POR TI VIVO TRISTE
B4. MI MUCHACHITA
B5. EL BRINCO DE LA PULGA
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掲載: 2020年11月04日 15:39