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Joel Remmel Trio(ジョエル・レンメル・トリオ)|次世代ノルディック・ジャズの魅力が詰まった作品『SHARP(シャープ)』

Joel Remmel Trio(ジョエル・レンメル・トリオ)『SHARP(シャープ)』

北欧の若き才能が輝く!次世代ノルディック・ジャズの魅力。粒立ちの良い一音一音が構築するスッキリとしたシャープな心地よさ。


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【ライナーノーツ】

ナウマン象が日本にいた頃より、とにかく音を言葉にするのは大変難しい!ジョエル・レンメルはこのCDの中でこんな事を言っている。「このアルバムは僕の何年かの音楽人生を通して発見した音の集大成です。美しさを探求する中で、僕達トリオの音楽をもっとはっきりと広げられるよう新しい奏法を見つけました。音のサウンドスケープは多様なリズムによって強化されています。僕はHeikkoとRamuelと一緒にこの音楽が演奏できて嬉しく思っています。彼等は僕の音楽に対しての本質的なアイデアをしっかりと理解してくれていて、彼等からの視点でそれをまたさらに美しく変えてくれました。みんなありがとう!」

ウーン、マンダム!! よく解かったような解らないようなコメントだけど、これじゃせっかくイタリアのファッション誌のようなジャケットが損をしてしまう。残念ながら僕は言葉が立ち上がって来て眼の中に飛び込んでくる文章や大人(?)の文章は書けないけど、「買って聴いてみようかな」という人に、僕が聴いて感じた事を書いてみよう。Tr.1はサビの転調部分が泣かせる。Tr.2は4ビートで軽くスイングする。やれば出来るじゃん!! Tr.3は一転してしんみり聴かせる。Tr.4ゲストのラッパはエンリコ・ラヴァが好きなのかな?Tr.5は……おっと、後は自分で聴いてみて下さい。イギリスのガブリエル・ラッチン、イタリアのクラウディア・フィリッピーニと共に、ジョエル・レンメルも今後のジャズピアノ界で話題の一人になることと思う。

Text by 山口 哲司


国内盤CD


【収録曲】
01. Sharp
02. Joy Is a Choice
03. You're Welcome to Stay
04. Teisipaev
05. Unique Am Glory
06. Vaba ja puhas
07. Blues for the East
08. Lianne

【メンバー】
Joel Remmel : piano
Heikko Remmel : bass
Ramuel Tafenau : drums
Jukka Eskola : trumpet / flugelhorn

掲載: 2020年11月12日 17:00