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Naxos~2021年1月第2回発売新譜情報(12タイトル)

オーベール

今回は、ヴィラ=ロボスがバッハからロマン派の作品を合唱に編曲した作品を集めた『ヴィラ=ロボス編曲による合唱曲集』に、ゴラン・フィリペツによるリスト:管弦楽とピアノのための作品集、人気シリーズ、オーベール:序曲集の第3集、スーザの『吹奏楽のための作品集第20集』など世界初録音を含むCD12タイトルがリリースされます。

一部世界初録音
ヴィラ=ロボス編曲による合唱曲集
ヴァレンティナ・ペレッジ(指揮)サンパウロ交響合唱団

 

クラシックの名曲をアレンジして歌った録音は過去に多くありますが、これはヴィラ=ロボスによる合唱編曲という点に注目!ブラジルの民族音楽に根差したオーケストラ作品やギター曲で知られるヴィラ=ロボス。彼は生涯に1000曲ほどの作品を書きましたが、その中には数多くの合唱作品があります。
このアルバムでは、その中でもとりわけ珍しい“ヴィラ=ロボスによるバッハからロマン派作品の合唱編曲版”を収録。これらは主としてリオデジャネイロで活動していた「Choir of the Orfeao dos Professores=教師の合唱団」のために書かれたもので、ほとんどが1933年から1935年の間に初演されています。原曲の多くは鍵盤曲ですが、ヴィラ=ロボスはこれらを見事にアレンジ。ベートーヴェンやシューベルト、シューマン、ショパンなどの良く知られた旋律が声による交響楽として生まれ変わっています。すべてア・カペラ(無伴奏)、2曲以外は歌詞を持たないヴォカリーズなので純粋に音楽として楽しめるのも魅力。また、ここには彼が敬愛したバッハの『平均律クラヴィーア曲集』からの合唱アレンジが全て含まれています。
国内仕様盤には日本ヴィラ=ロボス協会会長 木許裕介氏の解説・歌詞日本語訳が付属します。
(ナクソス・ジャパン)

リスト(1811-1886):ハンガリー民謡の主題による幻想曲
ゴラン・フィリペツ(ピアノ)、イムレ・コラール(指揮)コダーイ・フィルハーモニー管弦楽団

 

若いころのフランツ・リストは数多くのコンサートを行い、煌めくような超絶技巧で聴衆を魅了しました。円熟期には後進の指導も熱心に行い、彼の周囲には若い音楽家たちが大勢集まるようになりました。その中の一人、イタリア出身のフェルッチョ・ブゾーニはリストの音楽に心酔し「リストのピアノ曲は、ピアノ芸術のアルファにしてオメガである」と賛辞を送り、作品の校訂、編曲を行ったことで知られています。
このアルバムにはブゾーニによる「スペイン狂詩曲」と「死の舞踏」のアレンジ版と、「ピアノ協奏曲第3番」の校訂で知られる音楽学者ジェイ・ローゼンブラット(1955-)が補筆完成版を作成した「深き淵より」、そして現代におけるリスト研究の第一人者でピアニスト、ゴラン・フィリペツが自由なカデンツァを加えた「ハンガリー民謡の主題による幻想曲」の4曲を収録。リストの後継者たちが織りなす素晴らしい世界をご堪能ください。
国内仕様盤にはピアニスト・評論家、長井進之介氏の解説が付属します。
(ナクソス・ジャパン)

オーベール(1782-1871):序曲集 第3集
ダリオ・サルヴィ(指揮)モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団

フランスのロマン派オペラの頂点を築いた作曲家の一人、ダニエル・フランソワ・オーベール。彼は50作ほどの歌劇を作曲しましたが、現在それらが上演されることはほとんどありません。
活躍当時はワーグナーと人気を二分するほどの評価を得ていたオーベールの歌劇から序曲と間奏曲を紹介するこのシリーズ、第3集には比較的知られる《ポルティチの唖娘》の序曲を含む、6作品からの序曲と間奏曲、そして1862年にサウスケンジントンで開催された「第2回ロンドン万博」の開幕に寄せた大序曲を収録。この曲の冒頭に現れる印象的なホルンの重奏は、ロシア出身の振付家ヴィクトル・グゾフスキーの“グラン・パ・クラシック”で効果的に用いられています。今作もダリオ・サルヴィが振るモラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で。
(ナクソス・ジャパン)

スーザ(1854-1932):吹奏楽のための作品集 第20集
キース・ブライオン(指揮)英国王立ウェールズ音楽大学ウィンド・アンサンブル

19世紀のバンド音楽発展に貢献した“マーチ王”スーザ。この第20集にはブロードウェイで人気を博したメロディを用いた「おお、どれほどあなたを待ったことか」をはじめ、自作のオペレッタ《エル・カピタン》からの幻想曲や、他の歌劇からの旋律を吹奏楽用にアレンジした曲、楽員たちが次々と舞台から姿を消していく、ハイドンの「告別」からアイデアを得た「グッド・バイ」(最後は、その日が給料日だったことを思い出した楽員たちが慌てて舞台に戻ってくるという趣向)など、ユーモラスな作品が並びます。
(ナクソス・ジャパン)

ハンガリーのセレナード
オッフェンブルク弦楽三重奏団

20世紀初頭のハンガリーでは、バルトークとコダーイが民族音楽を熱心に収集、研究を行い自身の作品にも取り入れました。これらの研究成果は次世代の作曲家たちにも受け継がれ、ハンガリーの伝統的な旋律を用いた作品が次々と生まれました。リスト音楽院の教授を務め、クルターグやリゲティを指導したファルカシュ、コダーイに師事しバルトークの助手を務めたヴェレシュ、ハンガリー放送の音楽ディレクターを務め、リスト研究家として知られるコーカイ、コダーイに学び将来を嘱望されるも強制収容所で命を落としたヴェイネル、同じく戦時中は迫害されながらもなんとか生き延び、戦後はオランダで活躍したフリード。ポスト・バルトーク&コダーイ世代の作曲家によるハンガリー色豊かな音楽をお聴きください。
(ナクソス・ジャパン)

アメリカのパーカッション作品集
パークラマ・パーカッション・アンサンブル

近代アメリカのパーカッションのための作品集。1935年から45年にかけて打楽器のための作品を集中的に作曲したケージの「ファースト・コンストラクション」は、彼の師であるシェーンベルクが提唱した十二音技法を打楽器に持ち込み、16種類の楽器とサンダーマシンで演奏するというものです。ヒナステラの「魔術的アメリカに寄せるカンタータ」は戦争、自然現象、愛など人間の生活にまつわる事象が、コロンブス以前の古いテキストで語られるという壮大な作品。ルー・ハリソンの協奏曲は十二音の技法にインドやアフリカ音楽の要素を取り入れた独自の作風による協奏曲。朗々と歌うヴァイオリンとパーカッションの荒々しい響きが融合し、見事な音楽を創り上げています。ヴァレーズの「イオニザシオン」は打楽器のための音楽の先駆的作品の一つ。5分ほどの小品でありながらも、消防車用のサイレンまでを含む37の楽器の音色が交錯し、素晴らしい音の風景を描き出していきます。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年12月21日 00:00