Wes Montgomery(ウェス・モンゴメリー)|生涯ただ一度のヨーロッパ・ツアー音源+貴重なリハーサル映像『NDR ハンブルグ・スタジオ・レコーディングス』
ジャズ・ギターの歴史に光り輝くヒーロー、ウェス・モンゴメリー(1923~1968)。パット・メセニー、ジョージ・ベンソン、ラッセル・マローン、パット・マルティーノなど数多くの鬼才に影響を与えたプレイは、没後半世紀が過ぎた現在もまったく色あせることがありません。
本アルバムには、ウェスが1965年に行なった生涯ただ一度のヨーロッパ・ツアーから、4月下旬にドイツ・ハンブルグで行なわれたコンサート「第39回NDR( 北ドイツ放送局) ジャズ・ワークショップ」の模様が収められています。ツアー中の記録としては、2017年にResonanceから登場した2枚組CD『イン・パリ-ザ・ディフィニティヴ・ORTF・レコーディングス』(3月27日、フランス・パリの「シャンゼリゼ劇場」で録音)がよく知られているところですが、母国アメリカでのレギュラー・バンドによる演奏を中心とした同作に対し、この『The NDR Hamburg Studio Recordings』は、ヨーロッパ屈指のモダン・ジャズメンとウェスの出会いに重点が置かれており、「Last of the Wine」「Blue Grass」「The Leopard Walks」と、他のウェスの公式アルバムでは聴くことのできない楽曲が取り上げられているのも大きなポイントです。
共演メンバーはジャン=リュック・ゴダール監督『勝手にしやがれ』など数々の映画音楽でも著名なピアニストのマーシャル・ソラール(アルジェリア→フランス)を筆頭に、ロニー・スコット(英国)、ハンス・コラー(オーストリア→ドイツ)、ロニー・ロス(インド→英国)、前述のResonance盤にゲスト参加しているほかRiverside 盤『フル・ハウス』でも息の合ったプレイを繰り広げていた旧友のジョニー・グリフィン(米国→フランス)等を含む、大変に国際色豊かな顔ぶれ。サックス・アンサンブルと演奏するプランは「NDR ジャズ・ワークショップならではの独自性を打ち出した企画を」という主催者からのリクエストに応じたものですが、ウェスとヨーロッパのジャズメンたちは、まるで長年ともに演奏してきたかのような一体感で楽しませてくれます。
またブルーレイ・ディスクには、コンサートの2日前、4月28日に行なわれたリハーサル映像を収録。画像も音質も良好、時折アップになるウェスの笑顔がプロジェクトの成功を見事に物語っています。
輸入盤:国内流通仕様CD+Blu-Ray Disc
輸入盤CD+Blu-Ray Disc
輸入盤LP+Blu-Ray Disc
収録曲(CD / LP):
1. West Coast Blues
2.Four On Six
3.Last Of The Wine
4.Here’s That Rainy Day
5.Opening 2
6.Blue Grass
7.Blue Mon
8.The Leopard Walks
9.Twisted Blues
10.West Coast Blues (Encore)
Recorded April 30, 1965 (Live-Recording) at NDR Studio 10, Hamburg
Blu-ray収録内容:
THE REHEARSAL
1. Blue Grass
2. On Green Dolphin Street
3. Blue Monk_5.40
4. Last of the Wine
5. West Coast Blues
Recorded April 28, 1965 at NDR Studio 10, Hamburg
メンバー:
Wes Montgomery(g), Hans Koller (as), Johnny Griffin (ts), Ronnie Scott (ts), Ronnie Ross (bs), Martial Solal (p), Michel Gaudry (b), Ronnie Stephenson (ds)