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Naxos~2021年2月第2回発売新譜情報(6タイトル)

レスピーギ

今回は、ヴィットーリオ&ニューヨーク室内管によるレスピーギの名作“リュートのための古風な舞曲とアリア”を含む作品集、ラハナー編曲による弦楽五重奏版伴奏のモーツァルトのピアノ協奏曲集、バーゼル交響楽団の首席奏者も務めるヒュー・モーガンによる『モダン・トランペットの芸術 第2集』、ハース=ベドヤ&ノルウェー放送管による5つの大陸で活躍する現代作曲家たちの管弦楽作品集など、世界初録音を含むCD6タイトルがリリースされます。

レスピーギ(1879-1936):古風な協奏曲、『リュートのための古風な舞曲とアリア』
サルヴァトーレ・ディ・ヴィットーリオ(指揮)ニューヨーク室内管弦楽団

『ローマ三部作』で知られる近代イタリア音楽における器楽曲の先駆者の一人、レスピーギ。この『リュートのための古風な舞曲とアリア』は、彼がサンタ・チェチーリア音楽院教授を務めていた頃に研究していた16-17世紀の古いリュート作品をオーケストラ用に編曲したもの。4曲で構成された3つの組曲で、シンプルなリュート曲が、レスピーギの手により表現力豊かな響きを持つ音楽に生まれ変わっています。なかでも典雅な旋律を持つ「シチリアーノ」を含む第3組曲は演奏機会が多いことで知られます。1908年に作曲された「古風な協奏曲」もバロック期における"合奏協奏曲"のスタイルを持っていますが、初期の作品に批判的だったレスピーギは、この曲を発表する際「匿名の作曲家の作品を私が改訂した」とし、のちに「実は自分で作曲した」と告白しています。ヴァイオリンが歌う技巧的な旋律が魅力的な作品です。この演奏では指揮者サルヴァトーレ・ディ・ヴィットーリオ自身の比較校訂版が用いられています。
(ナクソス・ジャパン)

モダン・トランペットの芸術 第2集
ヒュー・モーガン(トランペット)、レベッカ・ウィルト(ピアノ)

第1集(8.573995)でも高い評価を受けたシリーズ「モダン・トランペットの芸術」。20世紀から21世紀にかけてトランペットとピアノのために書かれた様々な作品を集めるという趣旨のもと、第2集には20世紀フランスの作品を収録。
ピアニストとしても著名なジャン・ユボーが書いたジャズのテイストを持つ「ソナタ」、フローラン・シュミットの官能的な「組曲」、フォーレ作品の録音で知られるヴァイオリニスト、ガロワ=モンブラン作曲のミュートを用いた不吉な音色で始まる「ラプソディ」、前衛的なティスネの「紋章」など、機知に富んだ魅惑的な音楽が並びます。
アンサンブル「セプトゥーラ」の創設メンバーであり、バーゼル交響楽団の首席奏者も務めるヒュー・モーガンの超絶技巧でお楽しみください。使用楽器:YAMAHA
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
モーツァルト(ラハナー編):ピアノ協奏曲第9番&第17番(弦楽四重奏とコントラバスによる伴奏編)
アーロン・ゴールドスタイン(ピアノ)、ファイン・アーツ四重奏団、アレクサンダー・ビッカード(コントラバス)

演奏旅行に出かけることの多かったモーツァルトは、第11番から第14番までのピアノ協奏曲を、旅先でも演奏しやすくするために「弦楽四重奏による伴奏」に置き換えています。またこの時代は、交響曲や協奏曲などの編成の大きな作品も家庭で演奏できるように、数多くの編曲者が原曲に手を加えています。
フンメルによるいくつかの曲の編曲が良く知られていますが、この世界初録音となるラハナーの編曲はピアノ・パートには全く手を加えることなく、伴奏部の弦楽四重奏にコントラバスを加え、豊かな響きが加わるように仕立てられています。今回のアルバムに収録されているのは、人気の高い第9番「ジュノーム」と1784年作曲の第17番。前作と同じく、ゴールドスタインのピアノとファイン・アーツ四重奏団、コントラバスのピッカードによる親密なアンサンブルでお楽しみください。
(ナクソス・ジャパン)

シューベルト(1797-1828):17のレントラー、メヌエット
ダニエル・レプハルト(ピアノ)

30のメヌエットとトリオを含む前作(8.574145)で好評を博したレプハルトによるシューベルトの一連の舞曲集。これらには当時ウィーンの中流階級の人々の間で流行した三拍子の「レントラー」や「メヌエット」、スコットランド風の舞曲である「エコセーズ」などが含まれており、技巧的には平易でありながら、魅力的で繊細な表情を持っています。
このアルバムには、シューベルトの自筆譜の中から生前に出版されなかったレントラーを集め、1869年に出版された「17のレントラー」と"ウィーンの淑女たちのレントラー"の別名を持つ「16のレントラーと2つのエコセーズ」を含む全44曲を収録。どの曲も愛らしく魅力的な楽想を持っています。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
アレクサンダー・キャンプキン(1984-):合唱作品集
vOx(ヴォックス)室内合唱団、デイヴィッド・クラウン(指揮)

1984年生まれのアレクサンダー・キャンプキンの合唱作品集。ヴィオラ奏者として活躍を始めた矢先、17歳で難病である多発性硬化症の診断を受けた彼は、演奏家をあきらめ作曲家に転向。合唱とオルガンをオックスフォード大学で学び、その後、英国王立音楽院を経てウィーン国立音楽大学に留学し研鑽を積みました。以来、タリス・スコラーズ、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ、BBC舞台芸術基金などの団体から委嘱された、100作を超える、新鮮で魅力的な作品を発表しています。
このアルバムには2011年作曲の「まことの光」と2009年の「ミサ・ブレヴィス」他3曲を収録。浮遊感のある美しいハーモニーと、オルガンの荘厳な音が相俟って独自の世界が生み出されています。オックスフォードを拠点とするvOx室内合唱団は2014年に指揮者デイヴィッド・クラウンによって創設された団体。ルネサンスから現代作品まで幅広いレパートリーを誇ります。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
『JOURNEYS 旅』~五大陸のオーケストラ音楽
ミゲル・ハース=ベドヤ(指揮)ノルウェー放送管弦楽団

ペルーで生まれ、アメリカで学んだ指揮者ミゲル・ハース=ベドヤが選んだ5つの大陸で活躍する現代作曲家たちの管弦楽作品集。
収録された作曲家たちの出身国はそれぞれ南アフリカ、スロヴァキア、カナダ、エジプト、チリ、ニュージーランド、カザフスタン、シンガポール、ウルグアイと多岐にわたり、その作品もバラエティに富んでいます。さまざまな国籍やスタイル、ジャンルの違いを1つにまとめ、世界の融和を音楽に託したというこのアルバムは、21世紀のオーケストラ作品の可能性が追求されるとともに、ノーベル平和賞が授与される街オスロのオーケストラで演奏することにより、平和への願いも込められています。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年01月22日 00:00