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CPO レーベル~2021年3月発売新譜情報(7タイトル)

アントン・ルビンシテイン

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。

今回はロシアの作曲家アントン・ルビンシテインのピアノ協奏曲第2番&第4番、ヨーゼフ・ヴェルフルのピアノ協奏曲第2番&第3番、エドゥアルド・フランクのピアノ協奏曲第1番&第2番に、ファールバッハ親子のポルカ、ワルツと行進曲集など、CD7タイトルがリリースされます。

アントン・ルビンシテイン(1829-1894):ピアノ協奏曲第2番&第4番
シャガイェグ・ノスラティ(ピアノ)、ロベルト・ファルカス(指揮)ベルリン放送交響楽団

ロシアの作曲家アントン・ルビンシテインは、6曲の交響曲を始め、管弦楽曲から歌曲まで幅広いジャンルに及ぶ作品を残しただけではなく、優れたピアニストとして精力的に演奏会を行い、その名声を世界的に広めていました。そんな彼の作品は、やはりピアノを用いた作品に素晴らしいものが多く、この2つのピアノ協奏曲も、自身の名人芸を遺憾なく披露するために、分厚い和音やオクターヴの連打など華々しい技巧が駆使されています。とりわけ1864年に作曲された第4番は、パデレフスキやラフマニノフが愛奏していた作品で、ルビンシテインの代表作の一つとして知られています。
ピアノを演奏するシャガイェグ・ノスラティは1989年ドイツ生まれ。バッハの巧みな演奏で知られますが、アルカンなどの技巧的な作品も好む期待の俊英です。
(ナクソス・ジャパン)

ヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812):ピアノ協奏曲第2番&第3番、室内協奏曲
ナターシャ・ヴェリコヴィチ(ピアノ)、ヨハネス・メーズス(指揮)プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団

2008年にリリースされた第1集(777374)に続く、ヨーゼフ・ヴェルフルのピアノ協奏曲集。ザルツブルクに生まれ、レオポルト・モーツァルトとミヒャエル・ハイドンの下で音楽を学んだヴェルフルはピアノの名手として活躍。ウィーンではベートーヴェンとその技巧を競い、また、パリ、ロンドンでも自作を演奏、好評を博したことで知られています。
このアルバムではモーツァルトを思わせる端正な作風で書かれた第2番と第3番の協奏曲と、ロンドンのコンサートで演奏するために作曲された室内協奏曲の3曲を収録。室内協奏曲は小振りのアンサンブルをバックに、ピアノとフルートが活躍する意欲的な作品です。ナターシャ・ヴェリコヴィチはセルヴィア出身。ロマン派作品を得意とするピアニストです。
(ナクソス・ジャパン)

エドゥアルド・フランク(1817-1893):ピアノ協奏曲第1番&第2番
ゲオルク・ミヒャエル・グラウ(ピアノ)、ファウジ・ヘイモア(指揮)ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団

19世紀当時、プロイセン、シレジアのブレスラフに生まれたエドゥアルド・フランク。裕福な家に生まれた彼は、幼い頃からドイツの著名人らと交流を持ち、とりわけメンデルスゾーンからは私的な指導を受けることができ、強い影響を受けました。1845年から1851年にケルンに拠点を移した後、ケルン音楽院で教鞭を執り、教育者として高く評価されましたが、容易に作品の出版を承認しなかったため、作曲家としての高い名声を獲得することができませんでした。
このアルバムに収録された2曲のピアノ協奏曲の中で、第1番は、1849年頃に作曲された彼の初の大規模なオーケストラ作品であり、嵐を思わせる激しい主題が印象的です。第2番は手稿譜のみが残された1879年の作品で、このアルバムが初録音となります。
(ナクソス・ジャパン)

フィリップ・ファールバッハ1世(1815-1885)&フィリップ・ファールバッハ2世(1843-1894):ポルカ、ワルツと行進曲集
クリスティアン・シモニス(指揮)ニュルンベルク交響楽団

19世紀ヨーロッパで大流行したウィンナ・ワルツ。このアルバム収録曲の作曲家、フィリップ・ファールバッハ親子は、ヨハン・シュトラウス1世やヨーゼフ・ランナーから認められたワルツ作曲家でした。父のファールバッハ1世は幼少期から音楽の才能を示し、10歳の時にヨハン・シュトラウス1世の楽団に所属、フルート奏者を務めています。20歳の時に独立し、自身のオーケストラとともに演奏旅行を続け、シュトラウス1世の没後はウィーンの宮廷舞踏会音楽監督を引き継ぎ、更にワルツを広めました。彼の息子ファールバッハ2世は11歳の時に指揮者として演奏会を行い、やがて父のオーケストラを引き継ぎ活躍、ヨハン・シュトラウス2世の良きライバルとして名を馳せます。しかし、楽譜の保存状態が悪かったためか、2人の作品は演奏機会を逸してしまい、現在ではほとんど演奏されることがありません。
このアルバムでは、彼らの作品の中で最も知名度が高い、2世のフランス風ポルカ「カーレンベルクの村で」を含む、香り高い14曲のポルカ、ワルツと行進曲を楽しめます。
(ナクソス・ジャパン)

ニコロ・パガニーニ(1782-1840):弦楽四重奏曲第3番、3つの協奏的二重奏曲 M.S. 130-ヴァイオリンとファゴットのために
ガブリエーレ・ピエラヌンツィ(ヴァイオリン)、パオロ・カルリーニ(ファゴット)、他

ヴァイオリンの名手として知られるパガニーニは室内楽作品にも関心が高く、ヴァイオリンとギターの二重奏曲や、弦楽四重奏曲などを何曲も作曲していました。
このアルバムには弦楽四重奏曲第3番と、ヴァイオリンとファゴットの二重奏曲を収録、洗練されたアンサンブルを楽しむことができます。もちろんヴァイオリンの名技はどの曲にも生かされており、弦楽四重奏曲でも超絶技巧を駆使したパッセージがいたるところに用いられています。またヴァイオリンとファゴットの二重奏曲でのファゴットの使い方は、まるでオペラのアリアのように晴れやかで明るい旋律をたっぷりと歌わせ、伴奏を受け持つヴァイオリンは重音などを駆使し、ピアノやオーケストラにひけを取らない華やかな響きを聴かせます。
(ナクソス・ジャパン)

ヨハン・ローゼンミュラー(1619-1684):マニフィカトと宗教的コンツェルト集
アンサンブル1684(古楽器使用)、グレゴール・メイヤー(指揮)

ローゼンミュラーはドイツで生まれ、聖ニコライ教会のオルガニストとして活躍するも、当時禁じられていた同性愛の容疑で投獄されてしまいます。全ての地位を失いヴェネツィアに逃亡しましたが、幸いなことにイタリアで名声を得て、最終的には名誉回復の上、ドイツに帰国したという波乱万丈の生涯を送りました。
以前リリースされた「祝祭音楽と宗教的協奏曲」(555187)はローゼンミュラーの生誕400周年記念アルバムでしたが、今回のアルバムではマニフィカトや宗教的コンツェルトなど、17世紀イタリアとドイツの音楽様式を融合させた、華やかな雰囲気を持つ作品を聴くことができます。アンサンブル1684の芸術監督グレゴール・メイヤーは、ゲヴァントハウス合唱団の芸術監督も務める、ローゼンミュラー作品の研究家。アンサンブルでは通奏低音を担当、作品の普及に尽力しています。
(ナクソス・ジャパン)

マックス・ブルッフ(1838-1920):ピアノ作品選集
クリストフ・カイマー(ピアノ)

ブルッフは、優れたピアニストであったにもかかわらず、楽器としてのピアノには否定的な感情を抱いていたようです。そんな彼がピアノ曲の作曲にのめりこんだのは晩年になってから。1912年の「2台のピアノのための協奏曲」などは彼のピアノへの回帰が見て取れることでしょう。
このアルバムには初期のピアノ小品と、ブルッフ自身が独奏ピアノ曲へと編曲した「スウェーデン舞曲集」やヴァイオリン協奏曲のアダージョなど、ブルッフが楽器としてのピアノの可能性を探求し、アレンジを施した作品が収録されています。また生涯美しい旋律を愛したブルッフの信条も見て取れます。演奏はケルン出身のクリストフ・カイマー。ヘルマン・ゲッツのピアノ作品(cpo 777879)やモシュコフスキのピアノ編曲集など個性的なレパートリーを持つピアニストです。
(ナクソス・ジャパン)

2021年2月発売分はこちら>>>

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年02月17日 00:00