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すべて世界初録音!メラーニ・メストレによるスペインの知られざるピアノ協奏曲集~ナーロ、マルティネス、パロミノ

メラーニ・メストレ

すべて世界初録音!
名手メラーニ・メストレが奏でるスペインのピアノ協奏曲集

スペインの作曲家の非常に珍しい協奏曲レパートリーを誇るスペインのピアニスト、メラーニ・メストレがヘンスラー・レーベルからも登場!
今回は18世紀から19世紀初頭にかけて活躍したスペインの3人の作曲家がのこしたピアノ協奏曲3篇とヴァイオリン協奏曲を世界初録音しました!
全てメラーニ・メストレによるそれぞれの作品のマヌスクリプトからの再構築版です。

バレンシアに生まれたマヌエル・ナーロ(1729-1776)は、幼少期に地元の聖歌隊のメンバーとして活躍し、9歳の時に教会学校に入学。その後、フランシスコ・ビセンテ神父の教えを受け、師の死後はその地位を継ぎました。1761年には、バレンシアの大聖堂のオルガニストの職に就いたものの、数ヶ月後に体調不良を理由に辞職しています。チェンバロ(クラヴィーア)とオーケストラのためにかかれた協奏曲 ト長調は3つの楽章(急-緩-急)からなる非常にリズミカルな作品です。

マリアナ・マルティネス(1744-1812)はウィーンで生まれ、その後スペインに移住、戦後はナポリに亡命した女流作曲家。幼少期に住んでいたウィーンではあのフランツ・ヨーゼフ・ハイドンが隣人だったともいわれます。彼女のピアノ協奏曲はオーストリアの特徴を持ちつつも形式はイタリアを感じさせ、どこかカール・フィリップ・エマニュエル・バッハを思わせる作品です。

アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ(1722-1787)に師事し、1770年にはマドリードのオーケストラのヴァイオリン奏者として活躍した作曲家ホセ・パロミノ(1755-1810)。カナリア島のラス・パルマス大聖堂で長らく活躍しました。ピアノ協奏曲 ト長調(もともとピアノフォルテ(またはチェンバロ)と弦楽合奏(または五重奏)のための作品)は、スペインとポルトガルの古典主義が全盛の1785年に書かれました。モーツァルトの初期の作品を思わせます。
(キングインターナショナル)

『スペインのピアノ協奏曲集』
【曲目】
1.マヌエル・ナーロ(1729-1776):協奏曲ト長調~チェンバロとオーケストラのための
2.マリアナ・マルティネス(1744-1812):協奏曲 イ長調~ピアノとオーケストラのための
3.ホセ・パロミノ(1755-1810):協奏曲ト長調~ピアノとオーケストラのための
4.パロミノ:協奏曲ト長調~ヴァイオリンとオーケストラのための

※すべて世界初録音

【演奏】
メラーニ・メストレ(ピアノ&指揮)
イベリカ・フィルハーモニア・オーケストラ
ナタリア・ボリシウク(ヴァイオリン)[4]

【録音】
2016年11月6日
アウディトリオ・カン・ロイグ・イ・トーレス(バルセロナ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年02月18日 00:00