ギュルケ&ブランデンブルク交響楽団によるイベール:管弦楽作品集(SACDハイブリッド)
イベールの色彩豊かな作品をギュルケが詩的に描く!
色彩豊かな洗練された楽曲が印象的であるフランスの作曲家ジャック・イベール(1890-1962)。パリ音楽院時代には「フランス六人組」として知られるミヨーやオネゲルらと親交も深く、優秀な成績で卒業、フランスに於ける作曲家の登龍門である「ローマ大賞」を受賞、作曲ジャンルも幅広く現在でも数多くの作品が演奏されている人気作曲家です。
また昭和15年に開催された「紀元二千六百年記念行事」のための祝典曲を日本政府から依頼され「祝典序曲」を作曲するなど、日本との意外な関係もあります。しかし第一次大戦で海軍士官を務めるなどフランスを長く離れていたことから、「6人組」のメンバーとして数え入れることはありませんでした。
本盤は、イベールの主要作品をペーター・ギュルケ指揮ブランデンブルク交響楽団による演奏で録音しています。
アメリカのルイヴィル管弦楽団のために書いた「ルイヴィル協奏曲」。パリの様々な情景を描写した6曲から成る「交響組曲パリ」。現代フルート奏法の基礎を作ったマルセル・モイーズのために書かれた「フルート協奏曲」はヘレン・ダブリングハウスの煌びやかな演奏で華やかに奏でられます。『SOSフォック号』という遭難船からの救出を描いた映画のために書かれた「海の交響曲」。そしてイベールを代表する交響組曲「寄港地」。異国情緒に富む作品をペーター・ギュルケ指揮ブランデンブルク交響楽団が鮮やかに描き出しています。
(キングインターナショナル)
『イベール:管弦楽作品集』
【曲目】
ジャック・イベール(1890-1962):
1. ルイヴィル協奏曲
2-7. 交響組曲「パリ」
8-10.フルート協奏曲
11. 海の交響曲
12-14. 交響組曲「寄港地」
【演奏】
ペーター・ギュルケ(指揮)
ブランデンブルク交響楽団
ヘレン・ダブリングハウス(フルート)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年03月08日 00:00