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ホプキンソン・スミスの名盤テオルボ&リュート版J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲が待望の再発売!(2枚組)

ホプキンソン・スミス

ホプキンソン・スミスの無伴奏チェロ全曲が復活!
隠された対位法と和声が浮かび上がる名編曲
美しく深みのある表現に脱帽!!

数十年にわたってバッハの音楽を研究してきたリュートの巨匠ホプキンソン・スミス。30年かけて全曲の録音が出そろった無伴奏チェロ組曲の編曲版は、彼の神髄が詰まった偉業のひとつと言えます。入手困難が続いていた音源ですが、このたび2枚組で再発売されました!

第5番はバッハ自身の手によるリュート版(BWV995)が残されており、楽器の特性に合わせて効果的に書き換えられています。特にフランス風序曲の形をとるプレリュードではフーガも多声的な処理が可能となり、単旋律を基本とするチェロ版では暗示されるに留まった対旋律やバスがくっきりと奏でられます。スミスは最初にこの作品を録音したことによって、ほかの5曲も同じことができないか模索し始めたのでしょう。そして作られた編曲版はまさにその楽器のために作られた、新たな美しさを持った名品。隠された対位法を解きほぐし和声を引き出し、調性を吟味し、おおらかな曲想の前半3曲ではテオルボを使用するなど、随所にこだわりが効いています。瞑想的な美からエネルギッシュな走句まで、演奏が素晴らしいのはもちろん言うまでもありません。
微妙なスラーやトリルの入れ方ひとつとっても、他に代えがたい魅力をもった名演奏です。
(キングインターナショナル)

【曲目】
J.S.バッハ(ホプキンソン・スミス編曲):無伴奏チェロ組曲全曲 BWV1007-1012(テオルボ&リュート版)
[CD1]
第1番 ハ長調 BWV1007(原曲:ト長調/ホプキンソン・スミス編)
第2番 ト短調 BWV1008(原曲:ニ短調/ホプキンソン・スミス編)
第3番 ヘ長調 BWV1009(原曲:ハ長調/ホプキンソン・スミス編)

[CD2]
第4番 変ロ長調 BWV1010(原曲:変ホ長調/ホプキンソン・スミス編)
第6番 ニ長調 BWV1012(ホプキンソン・スミス編)
第5番 イ短調 BWV1011(原曲:ハ短調/バッハによるリュート版 BWV995 ト短調 を転調して演奏)

【演奏】
ホプキンソン・スミス(テオルボ、リュート)

【録音】
[CD1]2012年10月、[CD2]1980年6月(第5番)、1992年10月(第4・6番)

【使用楽器】
第1-3番:ヨエル・ファン・レンネップ製作のジャーマン・テオルボ
第4・6番:ヨエル・ファン・レンネップ製作の13コース・リュート
第5番:ニヴォ・ファン・デア・ワールス製作の13コース・リュート

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年03月09日 00:00