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クラリネット奏者、船木喜行によるバスクラリネット・アルバム!『バスクラリネットアルバム アマービレ』

バスクラリネットアルバム アマービレ

独特の渋みと存在感のある音色の低音域、温かさをたたえる中音域、パッションと張りが特徴的な高音域……こうした『広い音域それぞれに違う表情を持つ多彩な表現力』は、バスクラリネットの特筆すべき魅力の一つである。

この魅力を遺憾なく発揮できる音楽性を有する作品として、クラリネット室内楽の白眉である『ブラームスのソナタ』に挑む。
バスクラリネットのオリジナル作品からは、20世紀前半のスイスの作曲家O.シェックによる当時のダンスミュージックやバロック音楽に影響を受けた『ソナタ』。ベルギーの作曲家A.ヴェルベッセルトが当代随一のソリストのために書いた十二音技法による近現代音楽『シクルス』。現代アメリカ気鋭のプレイヤーであるJ.ラッセルのジャズやフュージョンのテイスト香る『ソナタ』という、いずれも楽器の特性を存分に発揮した良曲を収録。さらに、楽器特有の音色を紹介できる作品として、美しい旋律を持つ『愛の小径』『さくらのうた』が入っている。
バスクラリネット。その新たな境地とさらなる可能性を追求した、希少なオリジナル作品を含むバスクラリネット作品集。
(ナクソス・ジャパン)

『バスクラリネットアルバム アマービレ』
【曲目】
オトマール・シェック(1886-1957):バスクラリネットとピアノのためのソナタ 作品41
1. 第1楽章 悠然と
2. 第2楽章 躍動的に
3. 第3楽章 躍動的に

ヨハネス・ブラームス(1833-1897):クラリネットとピアノのためのソナタ 変ホ長調 作品120-2
4. 第1楽章 アレグロ・アマービレ
5. 第2楽章 アパッショナート、マ・ノン・トロッポ・アレグロ
6. 第3楽章 アンダンテ・コン・モート

オーギュスト・ヴェルベッセルト(1919-2012):バスクラリネットとピアノのためのシクルス
7. 第1楽章 愛らしく
8. 第2楽章 逆行
9. 第3楽章 自由に
10. 第4楽章 無邪気に

11. ジョナサン・ラッセル(1979-):バスクラリネットとピアノのためのソナタ

12. フランシス・プーランク(1899-1963):愛の小径

13. 福田洋介(1975-):さくらのうた

【演奏】
船木喜行(バスクラリネット)
野代奈緒(ピアノ)

【録音】
録音会場: 稲城市立iプラザ ホール
録音日: 2020年10月13日-15日

仕様: ジュエルケース仕様 曲目解説付き
ドローイング: 小川敦生

<船木 喜行(ふなきよしゆき)バスクラリネット>
東京都品川区出身。法政大学を経て、昭和音楽大学を卒業。その後、東京藝術大学別科在学中よりクラリネット奏者として多数のプロオーケストラ公演やレコーディング等に参加。同時に、マルチリードプレイヤーとしてこれまでに東京宝塚劇場、東宝ミュージカル、劇団四季、松竹、新国立劇場など多数の公演やレコーディング等に参加。バスクラリネットを軸としたソロコンサートやライブ活動も展開しており、これまでに11回のリサイタルを開催。2010 年にソロアルバム「Basspirit」をリリース。日本作曲家協議会主催「アジア音楽祭 2014」にて、潘皇龍作曲「一江風 ソロ・バスクラリネットと室内オーケストラのための協奏曲(指揮: ラーズロ・ティハニ、室内オーケストラ: アンサンブル東風)」のソリストを務める。クラリネットを佐川聖二、千葉直師、堀川豊彦、三界秀実の各氏に、バスクラリネットをヤン・ギュンス、鈴木高通の各氏に師事。現在、ドルチェ東京ミュージックアカデミー、昭和音楽大学附属音楽教室、世田谷音楽院講師。ヴェントムジカオルケストラ音楽監督兼常任指揮者。東京プライム・シンフォニーオーケストラメンバー。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年03月23日 00:00