マルコ・アンブロジーニ&エヴァ=マリア・ルシェ~グリーグ:妖精の踊り~オルガンとニッケルハルパによる抒情小曲集とノルウェー舞曲集
グリーグの名曲「抒情小曲集」と「ノルウェー舞曲集」からの厳選された作品を、オルガンとニッケルハルパで演奏した、まったくの新しいサウンド!
このアルバムは、オルガンとニッケルハルパという2つの楽器の珍しい組み合わせによる、非常に説得力のある共栄に端を発しています。弓で演奏する擦弦楽器で、フレットの代わりに弦を押さえるタンジェントという小片をもつキーによって演奏する鍵盤楽器の一種である『ニッケルハルパ』(キー付きフィドルまたはキーハープ)は、ルネッサンス期にスウェーデンで演奏されるようになった楽器で、北欧の音楽文化には欠かせないものです。この楽器に張られている共鳴弦が奏でる、調和のとれた虹色のような倍音も非常に個性的かつ魅力的なものです。
このアルバムでは、オーニ・ヴィータルス・アンサンブルの創設者でもある弦楽器奏者マルコ・アンブロジーニが奏でるニッケルハルパと、オルガニストのエヴァ=マリア・ルシェによるシンフォニックオルガンの色彩豊かな音色との組み合わせで、グリーグの最も有名なピアノ作品である「抒情小曲集」と「ノルウェー舞曲集」から選ばれた小品の、普段とは異なる魅力をたっぷり味わうことができます。
自然への憧れを音に託したかのようなこれらの作品には、北欧の民謡やダンスが取り入れられ、深い叙情性を湛えています。個性あふれるニッケルアルパの音色は神秘的な雰囲気を帯び、魅惑的な旋律に彩られたグリーグの作品がまったく新たな輝きを獲得したのです。
(ソニーミュージック)
【曲目】
エドヴァルド・グリーグ(マルコ・アンブロジーニ編):
1. ノルウェー舞曲集 Op.35 ~ 第1番(オルガンとニッケルハルパ編)
2. 抒情小曲集 第1集 Op.12 ~ 第5曲:民謡(オルガンとニッケルハルパ編)
3. 抒情小曲集 第2集 Op.38 ~ 第6曲:エレジー(オルガン編)
4. 抒情小曲集 第4集 Op.47 ~ 第4曲:ハリング(オルガンとニッケルハルパ編)
5. 抒情小曲集 第1集 Op.12 ~ 第4曲:妖精の踊り(オルガン編)
6. 2つの旋律 Op.53 ~ 第2番:初めての出会い(オルガンとニッケルハルパ編)
7. 抒情小曲集 第2集 Op.38 ~ 第4曲:ハリング(オルガン編)
8. 9つの歌曲 Op.18 ~ 第8曲 ばらの蕾(オルガンとニッケルハルパ編)
9. 抒情小曲集 第3集 Op.43 ~ 第1曲:蝶々(オルガン編)
10. 4つのデンマーク語の歌「心のメロディ」Op.5 ~ 第3曲:君を愛す(オルガンとニッケルハルパ編)
11. 抒情小曲集 第5集 Op.54 ~ 第4曲:夜想曲(オルガン編)
12. ノルウェー舞曲集 Op.35 ~ 第2曲(オルガンとニッケルハルパ編)
13. ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード Op.24(オルガン編)
14. ノルウェー舞曲集 Op.35 ~ 第3曲(オルガンとニッケルハルパ編)
【演奏】
マルコ・アンブロジーニ(ニッケルハルパ)
エヴァ=マリア・ルシェ(オルガン)
【録音】
2020年3月19-21日、ドイツ、コンスタンツ=ペータースハウゼン、聖ゲプハルト教区教会
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年04月13日 00:00