スキップ・センペの新録音!『トラディション&トランスクリプション 伝えゆくもの~バッハに影響を与えた作曲家たちとレオンハルト』
バッハとその先駆者たち、そしてレオンハルトへと繋ぐ鍵盤音楽の伝統
チェンバロ奏者、指揮者スキップ・センペの自主レーベルParadizoから久しぶりのリリース。「Tradition/伝統」と「Transcription/編曲、楽器の移し替え」をキーワードに、恩師グスタフ・レオンハルトが残したバッハの無伴奏ヴァイオリン曲、無伴奏チェロ曲のチェンバロへの編曲版と、そのバッハに影響を与えたバロック期の作品を収めたアルバムです。
使用している楽器もレオンハルトのコレクションから、彼に影響を与えたドイツの名チェンバロ製作者マルティン・スコヴロネックの手によるもの。
フローベルガーからバッハとその同時代の巨匠たち、そしてレオンハルトからセンペ自身へと繋がる鍵盤音楽の伝統の流れを、深い慈しみをもって表現しています。
(ナクソス・ジャパン)
[日本語解説付き]
『トラディション&トランスクリプション 伝えゆくもの~バッハに影響を与えた作曲家たちとレオンハルト』
【曲目】
I
1. ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616-1667):わが身に来たるべき死への瞑想 - 組曲ニ長調 FbWV 620 より
2. ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー(1656-1746):二長調のハルペッジョ(ハープ風に)- 音楽のパルナッソス山 組曲第8番 『ポリュムニア』 より
3. ジルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750)/スキップ・センペ編曲:リュートのためのアルマンド ニ短調
4. フアン・カバニリェス(1644-1712):ティエント・デ・ファルサ(不協和音のティエント)第2番
5. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):前奏曲 ニ短調 BWV 940
II
6-9. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 BWV 1005
6. 編曲者不明(18世紀):アダージョ BWV 968
グスタフ・レオンハルト(1928-2012)編曲:
7. フーガ
8. ラルゴ
9. アレグロ・アッサイ
III
10. J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 より 第13変奏
IV
11. フィッシャー:トッカータ ニ短調 - 音楽のパルナッソス山 組曲第9番 『ウラニア』 より
12. J.S.バッハ/レオンハルト編曲:サラバンド - 無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV 1012 より
13. レオンハルト:アダージョ(J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第8番 BWV1059 第2楽章のための)
14. J.S.バッハ/レオンハルト編曲:ガヴォット I/II - 無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV 1012 より
15. ヘンリー・パーセル(1659-1695):グラウンド Z. 222
V
16. ヨハン・クーナウ(1660-1722):前奏曲 ト長調 - 新クラヴィーア練習曲集 第1部 パルティータ第5番 より
17-18. J.S.バッハ/レオンハルト編曲:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 BWV 1004 より
17. サラバンド
18. ジガ
VI
19. J.S.バッハ/レオンハルト編曲:サラバンド -無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 BWV 1002 より
20. パーセル:新しいグラウンド Z. 682
【演奏】
スキップ・センペ(チェンバロ)
使用楽器: パリのヴォドリ1681年製に基づくマルティン・スコヴロネック1975年制作楽器元グスタフ・レオンハルト所有
【録音】
2019年
<Paradizo(パラディゾ) レーベル>
20世紀末以来、パリを拠点にユニークな活躍をみせてきたクラヴサン(チェンバロ)奏者スキップ・センペのプライベート・レーベルParadizo(パラディゾ)。巨匠グスタフ・レオンハルト門下で研鑽を積み、ソリストおよび古楽アンサンブル「カプリッチョ・ストラヴァガンテ」の主宰者としてルネサンスから18世紀に至る多彩なレパートリーを手がけ、その新鮮な解釈はParadizo立ち上げ以前から世界を驚かせてきました。考え抜かれたアルバム・コンセプトと丁寧なエンジニアリングを通じて、どのアルバムでも古楽器に耳を傾ける喜びを深く実感させてくれます。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年07月06日 00:00