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サン=サーンス没後100年!フセイン&トゥールーズ・キャピトル国立管によるジャポニズム歌劇“黄色い王女”(CD+BOOK)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年07月15日 00:00


[Palazzetto Bru Zane 公式チャンネルより]

没後100年!サン=サーンスのジャポニズム歌劇

初めて劇場に掛けられたサン=サーンスの歌劇である《黄色い王女》は、1872年にオペラ・コミック座で初演されました。当時ヨーロッパで始まっていたジャポニズムの影響を受けた作品ですが、サリヴァンの《ミカド》が1885年、ゴッホの「花魁(おいらん)」が1887年、プッチーニの《蝶々夫人》が1904年の発表ですので、その最初期の作品といえます。
舞台はオランダ。レナはコルネリウスに恋をしていますが、コルネリウスの方は絵に描かれた日本の女性に夢中で、「ミン」と名付け強く恋焦がれていました。ある日薬物を飲んで夢うつつとなったコルネリウスは日本にいるものと夢想し、レナをミンと勘違いします。これを強く咎められたコルネリウスは、正気を取り戻し、晴れてレナと結ばれるという物語。

初演は失敗に終わりましたが、5音音階の使用や和楽器を模した音色、洗練されたメロディなどの魅力にあふれています。また、万葉集巻二に収められた「うつせみし 神に堪(あ)へねば 離(さか)り居て~」といった和歌や、「こんにちは、良い天気でございます」などの日本語がそのまま登場するなど、日本人にとっては特に興味深い一面も。ワンロイとヴィダルという現在のフランス声楽界を代表する二人で聴けるのも嬉しいところです。

併せて収録された『ペルシャの歌』は元々独唱とピアノのための作品ですが、これを2人の独唱、合唱と管弦楽に発展させた『ペルシャの夜』Op. 26bをもとに、『ペルシャの歌』の6曲に前奏曲と間奏曲を合わせた形へと再構成した版が、ここには収録されています。
現在フランスで注目されている歌手たちが1曲ごとに登場するという、気の利いた演出も聴き逃せません。こちらも当時のヨーロッパから見た、エスニックな魅力にあふれた作品です。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
1-15. 歌劇《黄色い王女》 Op. 30(全1幕5場のオペラ・コミック/脚本: ルイ・ガレ)

16-23. 歌曲集『ペルシャの歌』 Op. 26(独唱と管弦楽版/詞: アルマン・ルノー)
16. 前奏曲
17. I. そよ風
18. II. うつろな輝き
19. III. 孤独な女
20. IV. 手に懐剣
21. 間奏曲
22. V. 墓地にて
23. VI. めまい

【演奏】
《黄色い王女》
レナ…ユディト・ファン・ワンロイ(ソプラノ)
コルネリウス…マティアス・ヴィダル(テノール)
声…アナイス・コンスタン

トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
レオ・フセイン(指揮)

《歌曲集『ペルシャの歌』》
フィリップ・エステフ(バリトン)…17
ジェローム・ブティリエ(バリトン)…18
エレオノール・パンクラツィ(メゾ・ソプラノ)…19
アルタヴァスト・サルキシャン(テノール)…20
アナイス・コンスタン(ソプラノ)…22
アクセル・ファニョ(ソプラノ)…23

トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
レオ・フセイン(指揮)

【録音】
2021年2月11-13日 ラ・アール・オ・グラン、トゥールーズ、フランス