1973年にブラジルのマイナーレーベルからリリースされた謎多きアシッドボッサ~サイケフォーク名盤『PRA QUEM SABE DAS COISAS(プラ・ケン・サービ・ダス・コイザス)』待望の世界初CD化
ブラジルでも長年謎多きアルバムだった『プラ・ケン・サービ・ダス・コイザス』が待望の世界初復刻。カウことカウ・ピメンテルを中心としたサンパウロの法科大学院の学生たちが幼少のころから親しんだボサノヴァを基調としつつ、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』以降のビートルズから影響を受け録音したアルバムで、混沌としつつも繊細、それでいて洗練されたその音楽性はとてもアマチュアのミュージシャンが作曲・録音したとは思えないもの。ジャズボサ期から一流ミュージシャンとして活動し、のちにブラジルでいち早くモーグ・シンセサイザーを使用したアルバムを録音するなど、先駆的な感性を持っていたヘナート・メンデスが参加し、全編でアレンジを手掛けていることも、本作の奇跡的な完成度に大きく寄与していると言えるだろう。
ブラジル音楽ファンはもちろん、サイケロック、アシッドフォーク・ファンまでを魅了する作品としてレコード・コレクターの間では知られており、オリジナル盤はUSD1000オーバーで取引される逸品。今回の復刻はカウ・ピメンテル本人からライセンスを受けての世界初CD化で、当時のオリジナル盤レコードを紙ジャケサイズで再現する。
国内盤CD
E式紙ジャケット/コーティング加工
日本語解説付
【収録曲】
1. Coisa E Tal
2. Pra Quem Sabe Das Coisas
3. Aldeia
4. Mutacao
5. San Fernando
6. Fim De Noite
7. Ultimo Canto
8. De Voce No. 2
9. Rosas E Garrafas
10. De Voce No. 1
11. Milagre Azul
タグ : 【World】復刻&発掘 ブラジル リイシュー 世界の音楽
掲載: 2021年08月11日 17:17