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Naxos~2021年10月第1回発売新譜情報(5タイトル)


[フランク: 歌劇《ユルダ》 (原典版)/Naxos Music 公式チャンネルより]

今回はフルーティスト、瀬尾和紀と彼の盟友ギタリスト、ビセンテ・コベスが奏でる 「タンゴの歴史」を含むピアソラ・アルバムに、古典派の作曲家パウル・ヴラニツキーの管弦楽作品集第3集、カットなしの原典版が世界初録音となるフランクの歌劇“ユルダ”、21世紀ギリシャのギター音楽集など世界初録音も含むCD5タイトルがリリースされます。

アストル・ピアソラ(1921-1992):フルートとギターのための作品集
瀬尾和紀(フルート)、ビセンテ・コベス(ギター)

アルゼンチン出身のアストル・ピアソラは、10代の終わりにタンゴに開眼、以降バンドネオン奏者として頭角を現し、やがて優れたタンゴの作り手として君臨しました。「タンゴの歴史」は1986年、フルート奏者のマーク・グローヴェルのために作曲された作品です。タンゴの誕生から年号を30年ごとに区切り、それぞれの時代にタンゴが演奏されていた場所をイメージしながら創り上げたもの。今ではタンゴと言えばバンドネオンが中心ですが、初期のタンゴはフルートとギターの組み合わせによるものも多く、ピアソラの「タンゴの歴史」は、今ではタンゴの演奏を担う役割から淘汰されてしまったこの2つの楽器に焦点をあてており、フルート奏者たちの格好のレパートリーにもなっています。独奏フルートのための「6つのタンゴ・エチュード」はピアソラ唯一の無伴奏作品。他に、コベスと瀬尾によるアレンジ曲と、未発表のオラシオ・フェレルの詩の朗読を添えた「わが死へのバラード」が収録されています。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):管弦楽作品集 第3集
マレク・シュティレツ(指揮)チェコ室内管弦楽団パルドビツェ

モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキーの管弦楽作品集第3集。20歳の時に活躍の機会を求めウィーンに移住、ハイドンやモーツァルトと交流を深めた他、彼の作曲スタイルはベートーヴェンの初期の交響曲にも影響を与えるなど、1970年代後半のウィーンにおける最も重要な交響曲作曲家の一人としてみなされました。
この第3集には2曲の交響曲と2曲の歌劇の序曲を収録。人気を博していた狩猟音楽を採り入れたもので、トスカーナで行われたフェルディナントIII世の私的演奏会の際に加えられたトランペットとティンパノーネ(大型のティンパニ)を含む、拡張管弦楽版による初録音。1798年出版の交響曲ハ長調は、ウィーン宮廷劇場の支配人であったペーター・フォン・ブラウン男爵に献呈されており、この交響曲には過去の舞台音楽からの転用が含まれています。また2曲の序曲は、どちらもヴラニツキーの劇場音楽作曲家としての高いスキルが反映された聴きごたえある作品です。
(ナクソス・ジャパン)

カットなしの原典版…世界初録音
セザール・フランク(1822-1890):歌劇《ユルダ》 M.49(原典版)(3枚組)
ファブリース・ボロン(指揮)フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団

フランクはオルガニストとして高い評価を受けていましたが、作曲家として認められたのはようやく50歳を過ぎてからのこと。とはいえ、なんとか初演にこぎつけた作品も全てが高く評価されたわけではありません。この14世紀ノルウェーを舞台とした、主人公ユルダの悲劇を描いた歌劇《ユルダ》は作曲家の生前に演奏されることもなく、1894年、作曲家の死の3年後にようやく初演されましたが、たった3回の上演で打ち切りが決定、その後、短縮ヴァージョンでの上演も人気を得ることができず、作品は歴史の中に埋もれてしまいました。フランクの音楽は、荒れ狂う氏族、血に飢えた殺人者、粉々になった主人公の人生を巧みに描いています。
現在では挿入されたバレエ音楽が時折演奏されるのみですが、このフライブルクでの上演はカットなしの原典版が演奏されており、当盤が世界初録音となります。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
ROOTS 21世紀 ギリシャのギター音楽集
ディミトリス・シュカラス(ギター)

21世紀のギリシャにおける最新のギター音楽集。ギリシャ生まれのギタリストのディミトリス・シュカラスが、母国ギリシャの作曲家たちに委嘱して生まれた楽曲を集めたアルバム。ジャズやコンテンポラリー、アヴァンギャルドなどの多彩なスタイルを備えた作品集となりました。神話に登場するアリアドネを題材にしたクラムパニスの「アリアドネの二元性」ではギリシャ民謡とジャズが採り入れられ、ギターはしばしば打楽器のように扱われます。ツァラフーリスの「俳句」は歌を伴う組曲。作曲者自作のギリシャ語による俳句が用いられており、短い曲の中に凝縮した世界が閉じ込められています。ギリシャ神話に登場する英雄を主人公とするマルーリスの作品は、前衛的な手法で、運命に抗う英雄たちの姿をギターと弦楽で描いたもの。
最後に置かれたアントニノウの「オマージュ」は、1994年にこの世を去ったギリシャの国民的作曲家マノス・ハジダキスの思い出に捧げられた作品。第30回アテネ・ギター・フェスティヴァルのために作曲されました。
(ナクソス・ジャパン)

愛とロマンスのスタンダード・ソング
メアリー・カレウェ(ヴォーカル)、グレアム・ビックリー(ヴォーカル)、リチャード・バルカム(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

映画音楽、ミュージカル、ジャズなど1930-50年代に書かれたスタンダード・ナンバーを、ロンドン出身のアレンジャー・指揮者リチャード・バルカムが美しいオーケストラ伴奏付きの歌曲にアレンジ。言葉と音楽の完璧な融合が作品を更に引き立てています。カール・ジェンキンス作品やミュージカルの歌手として活躍するメアリー・カレウェの澄んだ歌声と、同じくイギリスで活躍するグレアム・ビックリーの甘い歌声も聴きどころです。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年08月31日 00:00