パヴェル・シュポルツルの新録音は世界初録音を含む無伴奏ヴァイオリン作品集!『パガニーニアーナ』
名手パヴェル・シュポルツル渾身のアルバム!
世界初録音を含むアルバム「パガニーニアーナ」!
ヴァイオリンを自由自在に操り、世界の聴衆を魅了するヴァイオリニスト、パヴェル・シュポルツル。ヘンスラー・レーベルからの新アルバムは超絶技巧のオンパレード!「パガニーニアーナ」と題された当アルバムでシュポルツルの無伴奏ヴァイオリンの世界に誘います。
シュポルツルはジュリアード音楽院でイツァーク・パールマン、ドロシー・ディレイに師事し、世界各国のコンクールでの受賞歴を誇る実力派。アシュケナージ指揮のチェコ・フィルのシーズン開幕公演に出演し「100年に1人の逸材」と絶賛された名手としても知られています。派手な見た目とは裏腹に折り目正しい正統的なスタイルと抒情性豊かな表現がシュポルツル最大の魅力。確固たるテクニックが無いと表現できないこれらの作品を情感たっぷりに演奏しております。
当録音ではヨゼフ・スラヴィーク(1806-1833)のカプリースを世界初録音しました。スラヴィークは「ボヘミアのパガニーニ」と称えられたヴァイオリンの名手で、エルンスト以前のパガニーニの後継者であるとも称賛されていました。シュポルツルがスラヴィークの世界初録音したことも非常に意義深いです。
チェコの国歌のテーマ「我が家何処や」をもとにした変奏曲をシュポルツルが作曲。自国への愛を感じる作品です。アルバム・タイトルとなった「パガニーニアーナ」は20世紀の名ヴァイオリニスト、ナタン・ミルシテイン(1903-1992)が作曲した変奏曲。現在ではヴァイオリニストの必須レパートリーとなっております。
ボーナス・トラックとしてラファエル・クーベリック(クベリーク)の父で高名なヴァイオリニスト、ヤン・クベリークが作曲したパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番のカデンツァも収録しました!シュポルツル渾身のアルバムが完成です。
なお、使用楽器はもちろんあの青いヴァイオリンです。このヴァイオリンはチェコを代表するヴァイオリン製作者ヤン・シュピドレンが2005年に製作した楽器で、シュポルツルはこの楽器に魅了され2006年に所有し以後、愛器として使用しております。
(キングインターナショナル)
『パガニーニアーナ』
【曲目】
1.パガニーニ:カプリース第24番 イ短調 Op.1-24
2.ヨゼフ・スラヴィーク:カプリース ニ長調【世界初録音】
3.エルンスト:夏の名残のバラ(庭の千草)による変奏曲
4.シュニトケ:ア・パガニーニ
5.クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op.6
6.パヴェル・シュポルツル:「我が家何処や」による変奏曲
7.ミルシテイン:「パガニーニアーナ」
ボーナス・トラック
8.パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1 番 Op.6より第1楽章のカデンツァ(ヤン・クベリーク作曲)
【演奏】
パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン)
【録音】
2020年8月26、28、30&31日、2020年9月18&19日(セッション録音)
プラハ芸術アカデミー内スタジオ(プラハ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年09月08日 00:00