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ジャリ&アンサンブル・マルグリット・ルイーズによるヘンデル:オルガン協奏曲とモテット集~ヴェルサイユ宮殿に新設されたポジティフ・オルガンで演奏!

アンサンブル・マルグリット・ルイーズ

ヴェルサイユに新たな歴史を刻むヘンデル、新設オルガンによる協奏曲と注目歌手が歌うモテット

オルガンの名手であり、アンサンブル・マルグリット・ルイーズを率いてのフランス・バロック声楽作品演奏の数々で高く評価されるガエタン・ジャリが、ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂でヘンデルのオルガン協奏曲を演奏したアルバム。

しかし礼拝堂が誇る1710年建造の有名な大オルガンではなく、新たに据えられたカンタン・ブリューメンレーダー製造の大ぶりなポジティフ・オルガンを敢えて用いているのが特徴で、劇場での大規模な声楽作品の幕間にヘンデル自身がソロを担当して演奏されたという、これらの作品本来の親密な表情を上手く伝えています。

協奏曲の間には、オラトリオの代わりに小規模な独唱モテットを収録。ソロを担当するキアラ・スケラートはスイス出身でパリ国立高等音楽院に学んだソプラノで、バロックから現代まで幅広いレパートリーを持ち、近年ヨーロッパを中心に注目されています。ボルドー国立歌劇場の《ペレアスとメリザンド》(ALPHA752/NYCX-10240)のメリザンド役でも大きな注目を浴びました。ここでも高い技術に裏打ちされた奥深い表現を聴くことが出来ます。これらの作品が英国で生まれたことに由来すると思われるジャケットも、遊び心が効いたもの。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
1-4. オルガン協奏曲 ヘ長調 Op. 4-4 HWV 292
5-8. 「サルヴェ・レジーナ」 HWV 241
9-12. オルガン協奏曲 ニ短調 Op. 7-4 HWV 309
13-18. 「たとえ暴虐の中に地は荒れ狂おうとも」 HWV 240
19-22. オルガン協奏曲 ト短調 Op. 4-1 HWV 289

【演奏】
ガエタン・ジャリ(独奏オルガン、指揮)
アンサンブル・マルグリット・ルイーズ(古楽器使用)
キアラ・スケラート(ソプラノ)…5-8、13-18

【録音】
2020年6月11-14日 ヴェルサイユ宮殿、王室礼拝堂、フランス

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年09月14日 00:00