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Miles Davis(マイルス・デイヴィス)|〈Hi Hat〉レーベルから日本でのパフォーマンスを含む第2期黄金期である60年代の貴重なライヴ・アーカイヴが発売

 Miles Davis(マイルス・デイヴィス)

モダン・ジャズ・シーンの帝王、マイルス・デイヴィス。1947年のソロ・デビュー以来、時代の先端を行く新しいジャズ・ミュージックを創造し続け、数多くの若手ミュージシャンを育成&デビューさせるなどジャズ・シーンを牽引し、没後も様々なジャンルのミュージシャンに影響を与え、大きなリスペクトを受けているジャズ・ミュージシャンである。そんなマイルス・デイヴィスの第2期黄金期である60年代の貴重なライヴ・アーカイヴが遂にリリース!


Live in Japan 1964

1964年7月、マイルス・デイヴィスは待望の初来日公演を行う。<The World Jazz Festival>と題されたこの日本公演は7月10日の名古屋公演を皮切りに15日の京都公演まで一日のオフも無しに実施される。その中で東京での2公演と最終地の京都公演はライヴ・レコーディングされ、7月14日の東京の厚生年金会館のマテリアルは約5年後の1969年に正式なプロダクツとしてリリースされる。しかし、残り2公演は米PBSで一部が放送されたのみでお蔵入りとなる。今回、米PBSの放送音源を使用してのリリースである。

メンバーはハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスという最強の布陣に、ジョージ・コールマンに替わってトニー・ウィリアムスの紹介から新たに参加したサム・リヴァースを起用したラインアップ。サム・リヴァースの独特なホーン・プレイはマイルス・デイヴィスのユニットに新たなインパクトを与え、エモーショナルなパフォーマンスを披露する。正式にミックス等がされていないマテリアルだけにオーディオ・クオリティには難があるがここで聴ける熱いパフォーマンスはそれを凌ぐ素晴らしい内容だ!

輸入盤国内仕様 <日本語帯、英文ブックレット対訳付き>


Live in Germany 1964

1964年、初の日本公演を終えたマイルス・デイヴィスはサム・リヴァースに替わり、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズで頭角を現していたウェイン・ショーターを加入させ、新たなツアーをスタートさせる。ここにマイルス・デイヴィスが理想とする黄金のクインテットが誕生する。そしてスタートさせたツアーのヨーロッパ公演の中で同年10月8日ドイツの地方都市ジンデルフィンゲンで行われたコンサートは地元のラジオ局の番組用に収録・放送される。今回はこのラジオの放送音源を使用してのリリースである。オーディオ・クオリティとしては難が有るがこの時期のマイルス・デイヴィスのパフォーマンスとしては異例な90分近いパフォーマンスを披露しており、このライヴ・アルバムはそれらを完全収録し、乗りに乗った熱いライヴ・パフォーマンスを披露しているだけにオーディオ・クオリティの問題を完璧に凌駕している。今回のリリースに際し、このコンサートの2日前に行ったフィンランドでのコンサートの模様をボーナス・トラックとして収録。

輸入盤国内仕様 <日本語帯、英文ブックレット対訳付き>


Live in Italy 1964

1964年初の日本公演を終えたマイルス・デイヴィスはサム・リヴァースに替わり、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズで頭角を現していたウェイン・ショーターを加入させ、新たなツアーをスタートさせる。ここにマイルス・デイヴィスが理想とする黄金のクインテットが誕生する。そしてスタートさせたツアーのヨーロッパ公演の中で1964年10月11日にイタリアはミラノで行われた公演はイタリア国営TV<RAI>でスペシャル番組として収録・放送される。今回は放送時に使用された音源を使用してのリリースである。約1時間全5曲のパフォーマンスは正式リリースされた同年9月25日のベルリン公演とは「枯葉」以外異なるセット・リスト。新たに参加したウェイン・ショーターがこのユニットに馴染んできただけに5人のミュージシャンが展開するインター・プレイの凄さはあまりに強烈だ。今回のリリースはマイルス・デイヴィス・ファンにとっては感涙モノになるに違いない!

輸入盤国内仕様 <日本語帯、英文ブックレット対訳付き>

タグ : ジャズ復刻&発掘 リイシュー

掲載: 2021年09月24日 12:04