ニューノシュク金管五重奏団~『ホーンフラワー』~ニルス・ヘンリク・アスハイム:金管作品集
[YouTube NyNorsk Messingkvintett - トピックより]
ニューノシュク金管五重奏団(新ノルウェー金管五重奏団)は、トランペット奏者のエルレン・オーゴール=ニルセンとヨルゲン・アルネセン、ホルン奏者のダニエル・ヴァイセト・シェレスヴィーク、トロンボーン奏者のインゲビョルグ・ブルーケット、テューバ奏者のベルゲル・イーヴェル・フェーデルが結成。
2016年にデビュー・コンサートを行い、以来、「今」のノルウェー音楽をメインにジャンルを超えたプロジェクトによる活動を続けています。
アルバム『ホーンフラワー』は、彼らとニルス・ヘンリク・アスハイムとのコラボレーションの成果として制作されました。
ニューノシュク金管五重奏団の委嘱作が2曲。
《歌う石》は、ルターのコラール『われらが神は堅き砦』のシュテファン・マヒュー(c.1480-1541)による5声バージョンの断片を素材とする作品。
《ホーンフラワー》は、「アルケミラ・アルピナ」から「エゾノチチコグサ」まで、ノルウェーの山で見られる花の名をつけた22のエピソードでまとめた「音楽による植物のスケッチブック」。
アークティック・ブラスの委嘱で作られた《燃える氷》は、「凍った状態のなかの動きのイメージ」。
《スクリーム・ソフト》は、テューバと打楽器のための作品です。テューバ奏者が、ループ・ステーションと電気的エフェクトも使い、しゃべり、歌うという特殊奏法を交えて演奏します。
《グリーグの和音》は、最初、グリーグの生誕150年の1993年に作られた作品です。《ペール・ギュント》の〈ソールヴェイの歌〉の旋律に基づく、12人の金管楽器奏者とハープによる「クラスター」を使った音楽として書かれ、クリスチャンサン室内楽フェスティヴァルで初演されました。このアルバムでは、2007年にトロムソで行われたグリーグ没後100年コンサートのオープニング曲としてアスハイムが大きく手を加えたバージョンが演奏されます。
(東京エムプラス)
『ホーンフラワー』
【曲目】
ニルス・ヘンリク・アスハイム(b.1960):
歌う石(2017)(金管五重奏団のための)
ホーンフラワー(2019)(金管五重奏のための)
燃える氷(1999)(金管五重奏のための)
スクリーム・ソフト(2002)(テューバと打楽器のための)
グリーグの和音(1993 rev.2007)(金管アンサンブルとハープのための)*
ホーンフラワー(2019)(器楽バージョン)
【演奏】
ニューノシュク金管五重奏団
[メンバー]
エルレン・オーゴール=ニルセン(トランペット)
ヨルゲン・アルネセン(トランペット)
ダニエル・ヴァイセト・シェレスヴィーク(ホルン)
インゲビョルグ・ブルーケット(トロンボーン)
ベルゲル・イーヴェル・フェーデル(テューバ)
アンデシュ・アイステン・ダール(オルガン)
スンニヴァ・ロードラン(ハープ)
ジェニファー・トレンス(打楽器)
クリスチャン・エッゲン(指揮)
グロ・ビョルンスタ・クラフト(トランペット)*
セバスチャン・ハウコス(トランペット)*
マリー・ソールム・グラン(ホルン)*
レーナ・ヴィーク(ホルン)*
ベネディクテ・エルネス(ホルン)*
シーメン・ルーディ・ソルバッケン(トロンボーン)*
アンデシュ・ダールハウグ(バストロンボーン)*
【録音】
2019年4月29日、5月1日、9月30日&11月18日、ブラゲルネス教会(ドランメン、ノルウェ)、2020年3月4日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年10月08日 00:00