世界初録音!コルンブロ&クレモナ・バロック管弦楽団によるフランチェスコ・アントニオ・ウリオ:聖母マリアの夕べの祈り(2枚組)
バロック時代のイタリアで生まれた
知られざる「ヴェスプロ」!
この知られざる「聖母マリアのための夕べの祈り」の作曲者であるフランチェスコ・アントニオ・ウリオは、フランシスコ会の修道士でもあったイタリア、ミラノ出身のバロック時代の作曲家。
スポレート大聖堂、ローマのサンティ・アポストリ教会、ヴェネツィアのサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂、ミラノのサン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂の合唱指揮者を歴任し、またヘンデルが自らの作品にウリオの音楽を引用したことでもその名を歴史に残しています。
1697年にボローニャで出版された「コンチェルタート様式による詩篇集 Op.2」の中に収録されている「夕べの祈り(ヴェスプロ)」は、ルネサンス時代のポリフォニーやモダリティ、バロック時代の和声、調性が共存し、コンチェルタート様式に則って作曲された作品。ウリオの作曲家としての卓越した手腕が発揮された知られざる秀作です。
演奏は2002年に結成されたイタリアのピリオド・オーケストラ、クレモナ・バロック管弦楽団。イタリア内外でバロック音楽、ピリオド奏法を専門的に学んだ演奏家たちによって構成され、ヨーロッパ各地で活躍しています。
(東京エムプラス)
【曲目】
フランチェスコ・アントニオ・ウリオ(1650-after 1719):聖母マリアの夕べの祈り(世界初録音)
フェリーチェ・アントニオ・アルコナーティ(1610-post 1679):シンフォニア ニ長調
フランチェスコ・マリア・ズッカーリ(1697-1782):救い主のうるわしき御母
フランチェスコ・マリア・フェリ(17~18世紀):この乙女
フランチェスコ・アントニオ・カレガーリ(1656-1742):シンフォニア イ長調
ジョヴァンニ・フェラーリ(18世紀):サルヴェ・レジナ
【演奏】
クレモナ・バロック管弦楽団(ピリオド楽器使用)
ジョヴァンニ・バッティスタ・コルンブロ(指揮)
ヴォーチ・ヴィリリ・ディ・クレモナ
ソフィア・ペッツィ(ソプラノ)
マルチェラ・ディ・ガルボ(ソプラノ)
カミッラ・ビラガ(アルト)
ダヴィデ・ロッコ(バス)
【録音】
2021年3月&4月、オラトリオ・S.フィリッポ(ジェノヴァ、イタリア)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年10月21日 00:00